6000万の家を買える人の年収と世帯年収【35年~50年】

6000万円の家を購入するには、ご家庭により世帯の支出は大きく異なりますが、一般的な35年ローンの目安としては以下の収入が理想的です。

片働き世帯(35年ローン)

  • 年収1000万円以上が理想的

共働き世帯(35年ローン)

  • 世帯年収1000万円以上が理想的
  • 主債務者の年収800万円以上が理想的

国土交通省による、令和4年度の住宅市場動向調査報告書では、注文住宅の住宅建築資金と土地購入資金の合計金額をアンケートした調査で、全国平均で5,436万円との報告があります。さらに、そのうち65.2%の世帯が、住宅ローンの返済に対して負担感があると回答しています。

6000万円を超える住宅ローンの借入は、全国平均を上回る高額なマイホーム計画となります。

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この記事では、6000万円の家を買うために理想的な収入を、35年~50年の借入期間別で詳しく解説しますので、ぜひ参考にして下さい。

この記事では、主に以下の点について詳しく解説しています。
  • 理想的な年収倍率と返済比率(30年~50年)
  • 6000万円の返済シミュレーション(35年~50年)
  • 6000万円の家を買える人の年収(35年~50年)
  • 6000万円の家を買える人の世帯年収(35年~50年)
  • 収入合算の注意点とリスク

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目次

理想的な年収倍率と返済比率(期間30年~50年)

理想的な年収倍率と返済比率【イメージ画像】

住宅ローンの借入の目安には、年収倍率と返済比率(返済負担率)という2つの指標があります。

年収倍率

年収倍率は、自身の年収に対して、「何倍程度まで借り入れできるのか?」または「何倍程度が無理なく返済できるのか?」という指標になります。

長期的に無理なく返済できる目安は、35年ローンで約6倍程度が理想です。

また、金融機関の審査では、最大で8倍以上の借入ができるケースもあります。

返済比率(返済負担率)

返済比率は、年収に対して年間のローン返済の比率を表したものになります。

返済比率の計算方法

年間のローン返済額÷年収×100=返済比率

返済比率は、一般的に20%程度が理想とされており、最大でも25%以内に収めることが推奨されます。

また、返済比率は、住宅ローン以外の既存のローン(自動車ローンなど)も含めて算出します。

返済期間別の理想的な年収倍率

35年ローンでは、年収の約6倍程度が理想的と解説しましたが、借入期間や金利により月々の返済金額が変わりますので、同時に返済比率も変わります。

同じ年収の6倍でも、35年返済と30年返済では、30年返済の方が返済負担が大きくなり、返済比率が高くなってしまいます。

年収倍率の目安(借入期間別)

スクロールできます
借入期間年収倍率の目安返済比率の目安
30年約5倍以内20%前後
35年約6倍以内20%前後
40年約6.5倍以内20%前後
50年約7.5倍以内20%前後

借入金利が2%以内であれば、上記の年収倍率を目安にすると、返済比率は20%前後に落ち着き、最大でも25%以内に収まります。

返済期間を長くすることで、同じ返済額でも大きく借入をすることができます。

20代で住宅購入をする場合など、返済に負担大きい世帯では住宅の選択肢を広げることができますが、総利息は大きくなるので注意が必要です。計画的な繰り上げ返済なども視野に入れて慎重に判断する必要があります。

6000万円の住宅ローン:返済シミュレーション

6000万円の住宅ローン:返済シミュレーション【イメージ画像】

6000万円:30年ローン月々返済額

スクロールできます
金利月々の返済額利息の総支払額
0.7%184,827円6,537,772円
1.5%207,072円14,545,965円
2%221,771円19,837,806円
【期間30年 6000万円の借入】

期間30年のケースでは、年収の約5倍の借入を目安にすることで、返済比率は20%前後になります。

6000万円:35年ローン月々返済額

スクロールできます
金利月々の返済額利息の総支払額
0.7%161,112円7,667,236円
1.5%183,710円17,158,478円
2%198,757円23,478,217円
【期間35年 6000万円の借入】

期間35年のケースでは、年収の約6倍の借入を目安にすることで、返済比率は20%前後になります。

6000万円:40年ローン月々返済額

スクロールできます
金利月々の返済額利息の総支払額
0.7%143,351円8,808,873円
1.5%166,303円19,825,679円
2%181,695円27,213,784円
【期間40年 6000万円の借入】

期間40年のケースでは、年収の約6.5倍の借入を目安にすることで、返済比率は20%前後になります。

40年ローンでは、月々の返済額を抑えて大きな借入をすることができますが、総利息の支払いも大きくなります。

元営業マン

40年以上の住宅ローンは、計画的な繰り上げ返済や、老後資金も
視野に入れて検討しましょう!

6000万円:50年ローン月々返済額

スクロールできます
金利月々の返済額利息の総支払額
0.7%118,547円11,128,573円
1.5%142,203円25,322,265円
2%158,274円34,964,626円
【期間50年 6000万円の借入】

期間50年のケースでは、年収の約7.5倍の借入を目安にすることで、返済比率は20%前後になります。

50年ローンは20代を対象とした住宅ローンです。月々の返済負担は軽減されますが、総利息が大きく膨れ上がりローン完済も高齢になる可能性が高まります。

  • 計画的な繰り上げ返済が可能な人
  • 資産運用目的で知識や実績が十分ある人

以下の記事でも詳しく解説していますが、上記の2項目に該当しない世帯では、出来る限り40年以内の返済期間に収まるような計画が推奨されます。

6000万円の家を買える人の年収(単独ローン)

6000万円の住宅ローン:理想的な年収【期間35年】

単独ローンで6000万円の住宅を購入する場合、一般的な35年ローンでは年収1000万円以上の世帯収入が理想です。この場合の年収倍率は、6倍になります。

6000万円:35年返済シミュレーション

スクロールできます
年収金利年収倍率月々の返済額返済比率総利息金額理想度
1000万変動0.6%約6倍158,417円約19%約654万円理想的
固定1.5%約6倍183,710円約22.1%約1,716万円理想的
900万変動0.6%約6.7倍158,417円約21.2%約654万円要検討
固定1.5%約6.7倍183,710円約24.5%約1,716万円要検討
800万変動0.6%約7.5倍158,417円約23.8%約654万円負担大きい
固定1.5%約7.5倍183,710円約27.6%約1,716万円負担大きい
借入期間35年の6000万円返済シミュレーション

返済比率は、ご家庭のライフスタイルにより異なりますが、20%~25%以内に収めることが理想的です。

年収1000万円の金利1.5%と、年収900万円の金利0.6%の返済比率を比較してみると、ほとんど変わらない比率となります。しかし、金利が上昇する可能性のある変動金利と、金利が変わらない固定金利の決定的な差があります。

また、年収800万円の世帯でも返済可能のように見えますが、年収800万円以上の収入は、40代の男性で考えても上位20%を超える収入にとなり、生活水準が高い傾向にあります。

特に子育て世帯では、家庭の収支を慎重に判断して検討する必要があります。

元営業マン

変動金利で借入をする場合は、金利が上がっても返済できる余裕を持って計画しましょう!

変動金利の5年ルール・125%ルール

一般的な返済方法である「元利均等払い」では、変動金利で借入をした場合に、おおくの金融機関で「5年ルール」「125%ルール」という返済に伴うルールを導入しています。

  • 金利変動があっても5年間は返済額が変わらない
  • 5年毎の返済額見直しは125%以上に上昇しない

上記のように、借入をする人にとっては安心できるルールなのですが、住宅ローン返済に余裕がない世帯では、仮に125%の上昇でも致命的となることも考えられます。

また、5年間は返済額が変わらない、125%以上は上昇しないと言っても、利息の支払いが免除されるわけではなく、利息と元金の支払い割合が変わるだけなので、金利が上昇すると元金が減りづらくなり、結果的におおくの利息を支払うことになります。

このような場合では、住宅ローンの負担は確実に大きくなりますので、世帯の状況に合わせて慎重に判断する必要があります。

返済負担が大きい場合は、頭金を増やして借入金額を抑えるなどの対処も可能となります。

6000万円の住宅ローン:理想的な年収【期間40年】

6000万円:40年返済シミュレーション

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年収金利年収倍率月々の返済額返済比率総利息金額理想度
900万変動0.6%約6.7倍140,630円約18.8%約751万円理想的
固定1.5%約6.7倍166,303円約22.2%約1,983万円理想的
800万変動0.6%約7.5倍140,630円約21.1%約751万円要検討
固定1.5%約7.5倍166,303円約25%約1,983万円要検討
700万変動0.6%約8.6倍140,630円約24.1%約751万円負担大きい
固定1.5%約8.6倍166,303円約28.5%約1,983万円負担大きい
借入期間40年の6000万円返済シミュレーション

返済期間を40年にすることで、35年ローンと比較して年収が100万円程低くても返済比率は同等の利率となります。

しかし、上記の金利シミュレーションでは、返済期間を5年間延ばすことで総利息の支払いが100万円~250万円程度増えてしまいます。

計画的な繰り上げ返済を行い、期間短縮を目指して利息の支払いを抑えましょう。

6000万円の住宅ローン:理想的な年収【期間50年】

6000万円:50年返済シミュレーション

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年収金利年収倍率月々の返済額返済比率総利息金額理想度
800万変動0.6%約7.5倍115,773円約17.4%約947万円理想的
固定1.5%約7.5倍142,203円約21.4%約2,533万円理想的
700万変動0.6%約8.6倍115,773円約19.9%約947万円要検討
固定1.5%約8.6倍142,203円約24.4%約2,533万円要検討
600万変動0.6%約10倍115,773円約23.2%約947万円負担大きい
固定1.5%約10倍142,203円約28.5%約2,533万円負担大きい
借入期間50年の6000万円返済シミュレーション

上記の金利シミュレーショでは、35年返済と比較して利息の総支払が約300万円~800万円ほど増えます。

前述でも解説しましたが、「資産運用目的」もしくは、「計画的な繰り上げ返済」が可能な場合を除き、出来る限り40年ローン以内で計画を立てるようにしましょう。

計画性が無く、20代で50年ローンを組むのはリスクが高過ぎる判断です。

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  • 住宅ローンの返済計画に不安がある
  • 教育費・老後資金も考えながら予算を決めたい
  • 共働きで収支バランスをどう組めばいいか分からない
  • ハウスメーカーのFP提案に納得できない
  • 「いくら借りられるか」ではなく「無理なく返せる金額」を知りたい

住宅ローンの返済負担は、 同じ年収でもライフプラン次第で大きく変わります。
今だけでなく、 将来の支出まで見据えた資金計画を立てることが重要です。

6000万の家を買える人の世帯年収(連帯債務:ペアローン)

6000万の家を買える人の世帯年収【イメージ画像】

収入合算の審査基準

収入合算での住宅ローンは、多くの金融機関で利用可能ですが、収入合算の審査基準には注意が必要です。例えば、合算できる最低収入額の基準がある金融機関や、合算できる収入額が合算者の収入の50%までといった制限がかかる場合があります。

35年ローンで収入合算の場合、主債務者と合算者の合計収入に対して6倍から7倍以上の借入が可能なケースもありますが、これは借りられる金額であり、返済可能な金額とは限りません。収入合算での借入を考える際には、借入額が過大にならないよう注意が必要です。

また、住宅ローン控除や、団体信用生命保険のことも考慮して、どのような方法で借入をするのかも検討する必要があります。

6000万円の住宅ローン:理想的な世帯年収【期間35年】

6000万円の家を購入するためには、以下の世帯年収が理想的です。

  • 世帯年収1000万円以上
  • 主債務者の年収800万円以上

これは、将来的な出産、育児、親の介護、さらにそれぞれの異なる事情で、収入を維持できなくなる可能性を考慮するためです。主債務者の年収が高ければ、合算者が働けなくなった場合や時短勤務が強いられる場合でも、家計を支えることができます。

主債務者に800万円の年収がある場合、合算者が一時的に収入を失っても、最低限の生活水準を維持することが可能です。また、時短勤務や収入減少があったとしても、主債務者の収入で返済を続けることができます。

これにより、リスクを最小限に抑えつつ、安定した返済が可能になります。世帯収入に対する、収入合算者の収入割合が大きいほどリスクが高まります。

世帯年収1000万円(主債務者の年収800万円)のケース
スクロールできます
夫の年収妻の年収合算年収返済比率
800万円200万円1000万円22%
800万円200万円900万円24.4%
800万円200万円800万円27.5%
※借入額6000万円・35年間・金利1.5%【返済額 月額183,710円】

主債務者の年収が800万円程度あることで、金利1.5%で試算しても、合算していた収入が仮に0になった場合、返済比率は30%以内に収まります。

30%という返済比率は、決して低い数値ではありませんし、生活水準を見直すなどの対策は必要ですが、住宅ローンの返済を続けることが一般的には可能です。

住宅には維持費も掛かりますし、世帯収入を維持出ない状況に陥ることも考慮すると、世帯収入の合計金額だけで予算を考えるのは、とても安易な考えです。

世帯収入を維持できないリスク

収入合算での住宅ローン借入は、住宅の選択肢を広げることができる有効的な手段であることは間違いありません。

しかし、世帯収入を100%見込んだ計画では、以下のようなリスクが高まります。

合算者の収入が維持できない
  • 出産や育児で時間的な制限を受ける
  • 想像以上に子供に手が掛かり仕事復帰が見込めない
  • 親の介護で時間的な制限を受ける
  • 時短勤務により、本来の職業に就くことができない
  • 親の体調不良等の原因で、保育園の送迎や緊急時の対応などの援助が受けられなくなる
  • 仕事と家事育児の両立で精神的負担が大きくなり、働くことができなくなる

合算者が出産や育児、さらには親の介護などを理由に、将来的に働けなくなる、あるいは時短勤務を強いられるリスクも考慮する必要があります。

このような状況下では、時間的な制約を強いられる傾向も多くなるため、精神的な負担も大きくなります。

夫婦互いに年収を下げられない

共働き夫婦の場合、当初からお互いの収入をフルで見込んで住宅ローンを組むと、互いに年収を下げられない状況に陥るリスクがあります。単独ローンであれば、主債務者の収入が減少した際に共働きで収入を補填することができますが、最初からフルで共働きを見込むと、補填が難しくなります。

一方が働けなくなる場合、家庭全体の収入が大幅に減少し、生活どころか返済自体が困難になる可能性があります。このようなリスクを避けるためにも、収入合算の際には慎重な計画が必要です。

合算者の収入が大きいほどリスクが高い

合算者の収入が大きいほど、その収入が維持できない場合のリスクも高くなります。特に、合算者が400万円以上の収入を得ている場合、家庭の事情で他の業種に転職せざるを得ないケースでは、収入が一気に下がることがあります。

例えば、看護師など夜勤を含む職業では、夜勤を減らすと収入が大幅に減少します。また、他にも資格が必要な専門職の場合にも、時短勤務では本来の職種で働けないケースも考えられます。

このような場合に、収入が減少しても返済を続けられるかどうかを慎重に検討する必要があります。収入合算の際には、合算者の収入が長期的に安定しているかを見極め、リスク管理を行うことが重要です。

世帯年収が下がった場合のシュミレーション

以下では、合算者の収入割合で、どれくらいのリスクがあるのか比較すると共に、注意点について解説していきます。

主債務者の年収600万円のケース
スクロールできます
夫の年収妻の年収合算年収返済比率
600万円400万円1000万円22%
600万円400万円800万円27.5%
600万円400万円600万円36.7%
※借入額6000万円・35年間・金利1.5%【返済額 月額183,710円】

上記の比較の通り、主債務者の年収が600万円のケースで、金利1.5%の試算では、合算者の収入が半分に減少した時点で、返済負担率が25%を超えています。

また、何らかの理由で仕事に就けなくなったケースでは、25%を大幅に超えて約37%の返済比率になります。返済比率が額面年収の40%近くになると、実質の手取り収入の半分近い金額を、住宅ローンの返済に充てることになります。

合算者の収入が無くなっても、返済比率が30%程度に留まるような計画が理想的です。

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6000万円の住宅ローン:理想的な世帯年収【期間40年】

40年ローンで6000万円の家を購入するためには、以下の世帯年収が理想的です。

  • 世帯年収900万円以上
  • 主債務者の年収700万円以上
世帯年収900万円(主債務者の年収700万円)のケース
スクロールできます
夫の年収妻の年収合算年収返済比率
00万円200万円900万円22.2%
00万円200万円800万円25%
00万円200万円700万円28.5%
※借入額6000万円・40年間・金利1.5%【返済額 月額166,303円】

主債務者の年収が700万円程度あることで、金利1.5%で試算しても、合算していた収入が仮に0になった場合、返済比率は30%以内に収まります。

30%という返済比率は、決して低い数値ではありませんし、生活水準を見直すなどの対策は必要ですが、住宅ローンの返済を続けることが一般的には可能です。

収入合算での住宅ローンは、主債務者の年収だけでも返済比率が30%を超えない割合が理想的です。

世帯収入を維持できないリスクを考慮して、無理のない計画を立てましょう。

6000万円の住宅ローン:理想的な世帯年収【期間50年】

50年ローンで6000万円の家を購入するためには、以下の世帯年収が理想的です。

  • 世帯年収800万円以上
  • 主債務者の年収600万円以上
世帯年収800万円(主債務者の年収600万円)のケース
スクロールできます
夫の年収妻の年収合算年収返済比率
00万円200万円800万円21.4%
00万円200万円700万円24.4%
00万円200万円600万円28.5%
※借入額6000万円・50年間・金利1.5%【返済額 月額142,203円】

主債務者の年収が600万円程度あることで、金利1.5%で試算しても、合算していた収入が仮に0になった場合、返済比率は30%以内に収まります。

30%という返済比率は、決して低い数値ではありませんし、生活水準を見直すなどの対策は必要ですが、住宅ローンの返済を続けることが一般的には可能です。

収入合算での住宅ローンは、主債務者の年収だけでも返済比率が30%を超えない割合が理想的です。

世帯収入を維持できないリスクを考慮して、無理のない計画を立てましょう。

また、50年ローンでは、ローン完済時期が高齢になり返済リスクが高くなります。慎重に判断するようにして下さい。

6000万円の住宅ローン返済はきつい?

6000万円の住宅ローン返済はきつい?【イメージ画像】

住宅ローン返済がきついと感じる理由は、とても単純で「借り過ぎている」ということです。と言っても、住宅の価格は高騰していますし、多くの住宅購入者が直面する問題でもあります。

しかし、住宅ローン返済の負担を軽減するには、「収入を増やす」「支出を減らす」「予算を下げる」という3つの選択肢しか現実的にはありません。

収入を増やす

  • 転職して購入時期を見直す
  • 副業を始める
  • 共働きをする

支出を減らす

  • 固定費の削減と見直し(スマホ・インターネット・光熱費・食費・趣味・娯楽・自動車)

予算を下げる

  • 土地の予算を下げる(エリアの変更や土地の大きさ)
  • 家づくりを再検討する(建物規模や住宅会社の変更)
  • 注文住宅から建売住宅に変更する
  • 新築から中古に変更する

簡単にできる対策

  • ハウスメーカーは必ず複数を比較する
  • 住宅ローンは必ず好条件の金融機関を選択
  • 火災保険は必ず複数を比較する

「選択肢が多くなると迷ってしまう!」「時間がかかる!」と思う方もいるかも知れませんが、明確に優先順位や基準を決めることで効率的に比較ができます。

特に、住宅ローンや火災保険では、「同じ借入金額なのに金利が違う!」「同じ保障内容なのに保険料が高い!」という事態が起こります。

マイホームの購入は、人生に一度の一大イベントです。後悔や失敗をしないように適切な予算を組み、しっかりと比較して慎重な判断をするようにしましょう。

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  • 幅広いサポート:住宅ローン・教育資金・老後資金までトータルで相談OK
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  • 住宅ローンの返済計画に不安がある
  • 教育費・老後資金も考えながら予算を決めたい
  • 共働きで収支バランスをどう組めばいいか分からない
  • ハウスメーカーのFP提案に納得できない
  • 「いくら借りられるか」ではなく「無理なく返せる金額」を知りたい

住宅ローンの返済負担は、 同じ年収でもライフプラン次第で大きく変わります。
今だけでなく、 将来の支出まで見据えた資金計画を立てることが重要です。

ハウスメーカーは必ず比較して決めよう!

ハウスメーカーは必ず比較しよう!【イメージ画像】

ハウスメーカー選びは、複数の会社を比較することで、それぞれのメリット・デメリットに気が付き易くなります。さまざまな営業マンから提案を受けることで、あらたな考え方や気付きが与えらえることもあります。

マイホーム計画で後悔する理由はさまざまですが、後悔する原因は、「知らなかった」「気付かなかった」の2つです。

マイホーム計画を成功させるために、効率的にハウスメーカーを比較して、後悔のない計画を進めていきましょう。

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サービス種類一括資料請求一括資料請求住宅
アドバイザー
住宅
アドバイザー
一括資料請求間取り・見積作成一括資料請求一括資料請求
サポート体制
(断り代行など)
なしなしありありありありなしあり
提携業者数未公表約700件未公表約200件約300件未公表約1100件190件以上
総合
カタログ
ありありありありあり
間取り集
カタログ
メーカー
による
メーカー
による
メーカー
による
メーカー
による
メーカー
による
事前の
間取プラン提案
なしなしなしありあり
※メーカーによる
なし
間取り
作成
紹介後に
住宅会社から提案
紹介後に
住宅会社から提案
紹介後に
住宅会社から提案
紹介後に
住宅会社から提案
紹介後に
住宅会社から提案
業者紹介前にもらえる紹介後に
住宅会社から提案
紹介後に
住宅会社から提案
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返済金額を抑える大きなポイント

返済金額を抑える大きなポイント【イメージ画像】

地盤の強い土地を選ぶ

住宅を建築する際、地盤が弱い土地を選ぶと、地盤改良工事が必要になる場合があります。この工事は地域や工法によりますが、一般的に50万円~200万円以上の費用がかかることもあります。

土地選びでは予算などの制約があるかもしれませんが、できるだけ地盤が強い土地を選ぶことが重要です。

元営業マン

地盤の強さについては、建築会社や不動産会社から情報を提供してもらえることが多いので、地盤改良の必要性やその費用も合わせて確認しておきましょう。

土地選びでは、地盤改良費用も見込んで比較することがポイントです!

地盤の調べ方や建築地のエリア選定については、以下の記事でも詳しく解説しておりますので参考にして下さい。

建築費を抑えるポイントを把握する

注文住宅で間取りを決める際、建築費を抑える工夫はいくつかあります。

  1. 凹凸の少ないシンプルな形状にする
  2. 総二階建てにする
  3. 水回りを一箇所にまとめる
  4. 廊下のスペースを効率よく配置する
  5. 収納スペースにデッドスペースを活用する
  6. 屋根の勾配と天井の高さを最適化する
  7. 標準仕様の範囲内で計画する
  8. 外構工事は引き渡し後に施工する
  9. 地盤の良い土地を選択する
  10. 建築条件付きの土地を選択する

これらのポイントを考慮することで、建築費を削減することが可能です。詳細については、以下の記事で詳しく解説していますので、そちらもご参照ください。

住宅ローンの借入先は必ず比較する

同じ価格の住宅でも、選ぶ金融機関によって返済総額が大きく異なります。住宅ローンは高額かつ長期間の返済が必要なため、金利の違いが数十万円から数百万円の差を生むこともあります。

以下の表で金利の違いによる支払い利息の差を確認できます。

スクロールできます
借入金額返済期間金利総利息支払い
3000万円35年0.8%約441万円
1%約557万円
4000万円35年0.8%約588万円
1%約743万円
5000万円35年0.8%約733万円
1%約928万円
6000万円35年0.8%約882万円
1%約1,114万円

金利は0.2%の違いで、100万円~200万円以上の利息を軽減することができます。

なぜ複数の銀行を比較しないのか??
  • 比較が面倒
  • どの金融機関が良いかわからない
  • 複数の銀行で審査を依頼するのが面倒
  • 審査が終わるまで借入条件がはっきりしない
  • 営業マンに任せとけば大丈夫と思ってしまう
  • 考えることが多くてそこまで手が回らない

上記のような理由が挙げられます。

土地代や建築費を交渉する人は多いですが、住宅ローンの借入先を複数比較する人は意外と少ないのが現実です。

元営業マン

確かに、自身で直接的に金融機関を探す人は少ない傾向がありますね。

審査通過の確証はありませんし、借入条件もどうなるのか予測しづらいですね・・

審査に通らなかったら無駄になるし・・・

なんだか、考えること自体が面倒になってくる・・・

しかし、複数の金融機関を比較して最適な条件を選ぶだけで、ローン返済の負担を軽減できる可能性が高まります。

目安としては、審査通過の可能性がある複数の金融機関に審査を依頼して、3つ程度の金融機関から審査の承認を取り、金利や団信の保障内容を比較して検討することが理想的です。

また、簡単に効率よく住宅ローンを比較したい人は、の利用も検討してみましょう!

登録した内容に応じて、各金融機関の審査通過確率を提示してくれたり、借入条件の比較も簡単にすることができるサービスです。

モゲチェックで簡単に住宅ローンを比較

「複数の金融機関を比較するのは面倒…」「比較対象がわからない…」と感じる方には、がおすすめです。

モゲチェックを利用すれば、一度の入力で複数の銀行の金利を比較でき、最も有利な条件を簡単に見つけることができます。さらに、モゲチェック限定の優遇金利も利用できます。

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6000万円の家を買うために必要なこと

無理のない返済計画を立てましょう!【イメージ画像】

6000万円の住宅は、全国平均を上回る高額な買い物になります。以下のポイントに注意して計画しましょう。

6000万円の家を買うためのポイント

  • 余裕を持った返済計画にする
  • 共働き世帯は、世帯年収を維持できないリスクに配慮する
  • 住宅の維持費を把握する
  • 金融機関は複数を比較して好条件を選択する
  • 金利上昇のリスクにも配慮する
  • 住宅メーカーは必ず比較して決める

住宅ローンの借入額が大きいほど、年収の維持が難しい状況では生活の立て直しが困難になります。金利の上昇や、世帯年収が低下してしまうリスクも考慮して予算を決めるようにしましょう。

また、住宅メーカーも必ず比較検討して決めるようにしましょう。では、地域や価格帯によって条件に合う住宅メーカーを簡単に調べることができて、自宅からカタログを取り寄せて比較検討することが可能です。

元営業マン

「思っていたより良かった!」「グレードは下がるけどコスパは良い!」など、実際に見てからはじめて気が付くことも多くあります。

これまでに、6000万円の家を買うための年収と世帯年収を解説してきました。

世帯年収での収入合算を検討する際には、リスクを十分に考慮し、将来的な収入の変動にも対応できるように計画を立てましょう。収入のバランスや長期的な視点を持つことで、安心してマイホームを手に入れることができます。

6000万円の家を建てる理想的な年収:返済期間35年

片働き世帯

  • 年収1000万円以上が理想的

共働き世帯

  • 世帯年収1000万円以上が理想的
  • 主債務者の年収800万円以上が理想的
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