4000万の家を買える人の年収と共働き世帯【35~50年】

昨今では建築費が高騰し、土地購入ありで注文住宅を建築するには、4000万の予算を超える地域が増えてきました。

4000万円の家を購入するには、どのくらいの年収が必要か、そして共働き世帯にとってどのような計画が必要か気になるところだと思います。

4000万円の住宅ローンを期間35年で返済するには、以下の年収が理想的です。

片働き世帯:理想の年収

  • 年収650万円以上

共働き世帯:理想の世帯年収

  • 世帯年収700万円以上
  • 主債務者の年収500万円以上

共働き世帯では、世帯年収の合計金額だけで予算を決めてしまうのは、安易な考えかもしれません。以下の2点を考慮して、ライフスタイルに合わせた予算を組むようにしましょう。

  • 世帯年収
  • 主債務者の年収

共働き世帯では、配偶者の収入割合が高いほど将来的なリスクが高くなる可能性があります。「配偶者の収入を長期的に維持できるのか?」慎重に判断するようにしましょう。

また、借入金額が大きくなるほど住宅ローンの利息は増えます。複数の金融機関を比較して好条件の銀行を選択すようにしましょう。

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この記事では、4000万円の住宅ローン返済に理想的な年収について、借入の期間別で詳しく解説していきます。

この記事では、主に以下の点について詳しく解説しています。
  • 理想的な年収倍率と返済比率(30年~50年)
  • 4000万円の返済額シミュレーション(35年~50年)
  • 4000万の家を買える人の年収(35年~50年)
  • 4000万の家を買える人の世帯年収(35年~50年)
  • 返済金額を抑えるポイント!

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目次

理想的な年収倍率と返済比率

理想的な年収倍率と返済比率【イメージ画像】

住宅ローンの借入の目安には、年収倍率と返済比率(返済負担率)という2つの指標があります。

年収倍率

年収倍率は、自身の年収に対して、「何倍程度まで借り入れできるのか?」または「何倍程度が無理なく返済できるのか?」という指標になります。

長期的に無理なく返済できる目安は、35年ローンで約6倍程度が理想です。

また、金融機関の審査では、最大で8倍以上の借入ができるケースもあります。

返済比率(返済負担率)

返済比率は、年収に対して年間のローン返済の比率を表したものになります。

返済比率の計算方法

年間のローン返済額÷年収×100=返済比率

返済比率は、一般的に20%程度が理想とされており、最大でも25%以内に収めることが推奨されます。

また、返済比率は、住宅ローン以外の既存のローン(自動車ローンなど)も含めて算出します。

借入期間別の理想的な年収倍率(30年~50年)

35年ローンでは、年収の約6倍程度が理想的と解説しましたが、借入期間や金利により月々の返済金額が変わりますので、同時に返済比率も変わります。

同じ年収の6倍でも、35年返済と30年返済では、30年返済の方が返済負担が大きくなり、返済比率が高くなってしまいます。

年収倍率の目安(借入期間別)

スクロールできます
借入期間年収倍率の目安返済比率の目安
30年約5倍以内20%前後
35年約6倍以内20%前後
40年約6.5倍以内20%前後
50年約7.5倍20%前後

上記の年収倍率を目安にすることで、返済比率は20%前後に落ち着き、最大でも25%以内に収まります。

返済期間を長くすることで、同じ返済額でも大きく借入をすることができます。20代で住宅購入をする場合など、返済に負担大きい世帯では住宅の選択肢を広げることができますが、総利息は大きくなるので注意が必要です。

4000万円の返済額シミュレーション

30年ローン月々返済額

スクロールできます
金利月々の返済額利息の総支払額
0.7%123,2184,358,514
1.5%138,0489,697,310
2%147,84713,225,204
【期間30年 4000万円の借入】

期間30年のケースでは、年収の約5倍の借入で、返済比率は20%前後になります。

35年ローン月々返済額

スクロールできます
金利月々の返済額利息の総支払額
0.7%107,4085,111,490
1.5%122,47311,438,985
2%132,50515,652,145
【期間35年 4000万円の借入】

期間35年のケースでは、年収の約6倍の借入で、返済比率は20%前後になります。

40年ローン月々返済額

スクロールできます
金利月々の返済額利息の総支払額
0.7%95,5675,872,582
1.5%110,86813,217,119
2%121,13018,142,522
【期間40年 4000万円の借入】

期間40年のケースでは、年収の約6.5倍の借入で、返済比率は20%前後になります。

40年ローンでは、月々の返済額を抑えて大きな借入をすることができますが、総利息の支払いも大きくなります。

以下の記事でも詳しく解説していますが、計画的な繰り上げ返済を視野に入れて検討するようにしましょう。

50年ローン月々返済額

スクロールできます
金利月々の返済額利息の総支払額
0.7%79,0317,419,049
1.5%94,80216,881,510
2%105,51623,309,750
【期間50年 4000万円の借入】

期間50年のケースでは、年収の約7.5倍の借入で、返済比率は20%前後になります。

多くの金融機関は、完済時年齢を75歳~80歳程度までに設定しています。つまり、50年ローンは20代を対象とした住宅ローンです。

無計画で借入をしてしまうと、総利息が大きくなり、完済時年齢も高齢になります。以下に該当する世帯を除き、出来る限り40年以内の住宅ローンで計画を立てることが推奨されます。

  • 計画的に繰り上げ返済が可能な世帯
  • 資産運用目的で知識や実績が十分にある世帯

以下の記事でも詳しく解説しておりますので参考にして下さい。

4000万の家を買える人の年収:片働き世帯

4000万の家を買える人の年収【イメージ画像】

理想的な年収:返済期間35年

単独ローンで4000万円の住宅を購入する場合、一般的な35年ローンでは年収650万円以上の収入が理想です。この場合の年収倍率は、6.25倍になります。

4000万円:期間35年の返済要シミュレーション

スクロールできます
年収金利年収倍率月々の返済額返済比率総利息金額理想度
650万変動0.6%約6.16倍105,611円約19.5%約436万円理想的
固定1.5%約6.16倍122,473円約22.7%約1,144万円理想的
550万変動0.6%約7.28倍105,611円約23.1%約436万円要検討
固定1.5%約7.28倍122,473円約26.8%約1,144万円要検討
450万変動0.6%約8.89倍105,611円約28.2%約436万円負担大きい
固定1.5%約8.89倍122,473円約32.7%約1,144万円負担大きい
借入期間35年の4000万円返済シミュレーション

返済比率は、ご家庭のライフスタイルにより異なりますが、20%~25%以内に収めることが理想的です。

年収650万円の金利1.5%と、年収550万円の金利0.6%の返済比率を比較してみると、ほとんど変わらない比率となります。しかし、金利が上昇する可能性のある変動金利と、金利が変わらない固定金利の決定的な差があります。

変動金利の5年ルール・125%ルール

一般的な返済方法である「元利均等払い」では、変動金利で借入をした場合に、おおくの金融機関で「5年ルール」「125%ルール」という返済に伴うルールを導入しています。

  • 金利変動があっても5年間は返済額が変わらない
  • 5年毎の返済額見直しは125%以上に上昇しない

上記のように、借入をする人にとっては安心できるルールなのですが、住宅ローン返済に余裕がない世帯では、仮に125%の上昇でも致命的となることも考えられます。

また、5年間は返済額が変わらない、125%以上は上昇しないと言っても、利息の支払いが免除されるわけではなく、利息と元金の支払い割合が変わるだけなので、金利が上昇すると元金が減りづらくなり、結果的におおくの利息を支払うことになります。

このような場合では、住宅ローンの負担は確実に大きくなりますので、世帯の状況に合わせて慎重に判断する必要があります。

将来的な金利変動や、家庭のライフスタイルに合わせて、慎重に判断をしましょう!

理想的な年収:返済期間40年

単独ローンで4000万円の住宅を購入する場合、40年ローンでは年収550万円以上の収入が理想です。この場合の年収倍率は、7.28倍になります。

4000万円:期間40年の返済要シミュレーション

スクロールできます
年収金利年収倍率月々の返済額返済比率総利息金額理想度
550万変動0.6%約7.3倍93,753円約20.5%約501万円理想的
固定1.5%約7.3倍110,868円約24.2%約1,322万円理想的
450万変動0.6%約8.9倍93,753円約25%約501万円要検討
固定1.5%約8.9倍110,868円約29.6%約1,322万円要検討
350万変動0.6%約11.5倍93,753円約32.2%約501万円負担大きい
固定1.5%約11.5倍110,868円約38.1%約1,322万円負担大きい
借入期間40年の4000万円返済シミュレーション

40年ローンでは、月々の返済負担が軽減されるため、100万円ほどの収入が低くても35年と比較すると返済比率に大差はありません。

しかし、完済時年齢が高齢になりやすいことや、総利息の支払いが大きくなるため、計画的な繰り上げ返済を検討しましょう。

「収入が上がることが明確な職業」や「共働きの予定が立っている」場合は、有効的に活用することができます。

理想的な年収:返済期間50年

単独ローンで4000万円の住宅を購入する場合、50年ローンでは年収450万円以上の収入が理想です。この場合の年収倍率は、8.9倍になります。

4000万円:期間50年の返済要シミュレーション

スクロールできます
年収金利年収倍率月々の返済額返済比率総利息金額理想度
450万変動0.6%約8.9倍77,182円約20.6%約631万円理想的
固定1.5%約8.9倍94,802円約25.3%約1,689万円理想的
400万変動0.6%約10倍77,182円約23.2%約631万円要検討
固定1.5%約10倍94,802円約28.5%約1,689万円要検討
350万変動0.6%約11.5倍77,182円約26.5%約631万円負担大きい
固定1.5%約11.5倍94,802円約32.5%約1,689万円負担大きい
借入期間50年の4000万円返済シミュレーション

50年ローンは、月々の返済負担が大幅に軽減されますが、25歳で借入をしても完済時年齢は75歳となり、利息の支払いも大幅に増えます。

また、400万円以下の収入で返済比率が30%を超えると、特に子育て世帯では住宅ローンの返済負担が大きいと感じてしまうこともあります。

前述でも解説しましたが、「資産運用目的」もしくは、「計画的な繰り上げ返済」が可能な場合を除き、出来る限り40年ローン以内で計画を立てるようにしましょう。

計画性が無く、20代で50年ローンを組むのはリスクが高過ぎる判断です。

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住宅ローンの返済負担は、 同じ年収でもライフプラン次第で大きく変わります。
今だけでなく、 将来の支出まで見据えた資金計画を立てることが重要です。

4000万の家を買える人の世帯年収:共働き世帯

4000万の家を買える人の世帯年収【イメージ画像】

理想的な世帯年収:35年ローン

共働き世帯で4000万円の住宅を購入する場合、一般的な35年ローンでは以下の世帯年収が理想的です。

  • 世帯年収は700万円以上が理想的
  • 主債務者の年収は500万円以上が理想的

世帯年収で予算を決める際には、単独ローンと比較してより余裕を持った計画が理想的です。合算者は(妻)であることが一般的なため、将来的に出産や育児、または親の介護などで収入を維持できない可能性があります。

そのため、主債務者の年収が500万円以上であることが理想です。これにより、合算者が働けなくなる、時短勤務で収入が下がるといったリスクに対処しやすくなります。

主債務者に500万円以上の年収があれば、合算者が働けなくなっても一定の収入を維持できるため、ライフスタイルの見直しは必要となりますが、住宅ローンの返済と最低限の生活は維持できる可能性が高くなります。

以下では、世帯年収700万円の世帯で、主債務者の年収が500万円のケースと400万円のケースを例に比較しています。

主債務者の年収500万円のケース

スクロールできます
夫の年収妻の年収合算年収返済比率
500万円200万円700万円20.9%
500万円200万円600万円24.4%
500万円200万円500万円29.3%
※借入額4000万円・35年間・金利1.5%【返済額 月額122,473円】

主債務者の年収が500万円以上あれば、金利1.5%の試算でも、合算者の収入が半分になっても返済比率は25%に収まります。さらに、合算者の収入が0になった場合では、約30%の返済比率となります。

30%は決して低い比率ではありませんが、一般的には、ライフスタイルや生活基準の見直しも考慮して、住宅ローンの返済ができなくなることは回避できる比率となります。

主債務者の年収400万円のケース

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夫の年収妻の年収合算年収返済比率
400万円300万円700万円20.9%
400万円300万円550万円26.7%
400万円300万円400万円36.7%
借入額4000万円・35年間・金利1.5%【返済額 月額122,473円】

主債務者の年収が400万円程度の場合、合算者の収入が維持できない状況においては、主債務者の年収割合により返済の負担が大きくなることがわかります。また、変動金利を選択する場合は、金利の上昇リスクも考慮する必要があります。

合算者の収入が0になった場合では、額面収入の40%近くまで返済比率が上昇し、実質の手取り収入で考えると収入の半分近くをローン返済に充てるほど住宅ローンの負担が大きくなります。

時短勤務やパートやアルバイトでも、100万円から200万円程度であれば、限られた時間の中で収入を維持できる可能性が高まります。しかし、200万円以上の合算収入を長期的に当てにしてしまうと、リスクが高まること認識して返済計画を立てることが必要です。

収入合算者が収入を維持できないリスク

収入合算者が働けなくなる、時短勤務になる、または転職で収入が下がるリスクは、常に考慮が必要です。特に収入合算者の年収が400万円以上の場合、家庭の事情で収入が大きく変動する可能性が高まります。

単独ローンの場合でも、主債務者が一時的に働けなくなったり収入が減少したりするリスクはありますが、生活費を見直して共働きを始める、あるいは配偶者が働くなどで補填が可能です。

一方で、初めから共働きの収入を全て見込んだ計画は危険です。例えば、夜勤で高収入を得ている看護師が家庭の事情で日勤のみになると、収入が大幅に減ることがあります。

また、高収入の資格職であっても、時短勤務や転職により本来の職業に就くことができない場合、収入減のリスクは十分に考えられます。

世帯収入が維持できない具体的ケース
  • 出産や育児で大きく時間的な制限を受ける
  • お子さんに想像以上に手がかかり予定通り仕事復帰できない
  • 時間的な制限で時短勤務となり、本来の職業に就けない
  • 親の介護で大きく時間的な制限を受ける
  • 親の体調不良等により、保育園の送迎や緊急時の対応などの援助が受けられなくなる
  • 仕事と家事育児の両立により精神的負担が大きくなり、働けない状況に陥る

上記のようなケースは、決して珍しい話ではなく、誰にでも起こり得ることです。

収入合算者の収入が大きいほど、その収入が維持できない場合のリスクも高く、住宅ローンの返済が困難になる可能性が高いため、慎重に検討する必要があります。

また、収入合算の住宅ローンでは、単独ローンと比較して団体信用生命保険の保障範囲も考えなくてはなりません。以下では、団信の取り扱いについても解説しております。

理想的な世帯年収:40年ローン

共働き世帯で4000万円の住宅を購入する場合、40年ローンでは以下の世帯年収が理想的です。

  • 世帯年収は600万円以上が理想的
  • 主債務者の年収は400万円以上が理想的

主債務者の年収400万円のケース

スクロールできます
夫の年収妻の年収合算年収返済比率
400万円200万円600万円22.2%
400万円200万円500万円26.6%
400万円200万円400万円33.3%
※借入額4000万円・40年間・金利1.5%【返済額 月額110,868円】

主債務者の年収が400万円以上のケースで合算者の収入が0になった場合、金利0.6%のシミュレーションでは返済比率が28%程度になります。

生活の見直しなどの節約は必要になるかも知れませんが、返済ができない状況に陥る可能性は低くなります。

しかし、金利が15%の場合では、合算者の収入が0になった場合に、返済比率が33%程度に上がります。年収400万円で返済比率が30%を超えると住宅ローンの負担が大きくリスクが高まります。

ライフスタイルに合わせて余裕を持った計画を立てましょう。

また、共働きの合算収入を基準に40年ローンを検討する場合は、「将来的に繰り上げ返済が可能かどうか?」を慎重に判断しましょう。

主債務者の収入が増えても、何らかの理由で共働きが継続できない状況では、繰り上げ返済が困難になります。

理想的な世帯年収:50年ローン

共働き世帯で4000万円の住宅を購入する場合、50年ローンでは以下の世帯年収が理想的です。

  • 世帯年収は550万円以上が理想的
  • 主債務者の年収は350万円以上が理想的

主債務者の年収350万円のケース

スクロールできます
夫の年収妻の年収合算年収返済比率
350万円200万円550万円20.7%
350万円200万円450万円25.3%
350万円200万円350万円32.5%
※借入額4000万円・50年間・金利1.5%【返済額 月額94,802円】

金利1.5%のシミュレーションでは、合算者の収入が0になると返済比率は32%程度になり、ローン返済の負担が大きくなります。

将来的に主債務者の収入増加時期を配慮して、子育ての時期を計画的に検討するようにしましょう。

50年ローンは20代を対象とした住宅ローンです。勢いだけで判断してしまうと後悔を招く可能性もあります。しっかりと計画を立てるようにしましょう。

収入合算での住宅ローンは、主債務者の年収だけでも返済比率が30%を超えない割合が理想的です。

また、共働きの合算収入を基準に50年ローンを検討する場合は、「将来的に繰り上げ返済が可能かどうか?」を慎重に判断しましょう。

主債務者の収入が増えても、何らかの理由で共働きが継続できない状況では、繰り上げ返済が困難になります。

無理な収入合算は夫婦互いに年収を下げられない

共働き夫婦の場合、最初からお互いの収入をフルで見込んで住宅ローンを組むと、互いに年収を下げられない状況に陥るリスクがあります。

単独ローンであれば、主債務者の収入が減少した際に共働きで収入を補填することができますが、初めからフルで共働きを見込むと、何らかの理由で働けない場合には補填が難しくなります。

夫婦で収入を合算して住宅ローンを組んだ場合、どちらか一方が働けなくなる、または収入が減少するリスクに対して備えることが重要です。

特に子育てや介護のために一方が働けなくなる場合、家庭全体の収入が大幅に減少し、返済が困難になる可能性があります。このようなリスクを避けるためにも、収入合算の際には慎重な計画が必要です。

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住宅
アドバイザー
一括資料請求間取り・見積作成一括資料請求一括資料請求
サポート体制
(断り代行など)
なしなしありありありありなしあり
提携業者数未公表約700件未公表約200件約300件未公表約1100件190件以上
総合
カタログ
ありありありありあり
間取り集
カタログ
メーカー
による
メーカー
による
メーカー
による
メーカー
による
メーカー
による
事前の
間取プラン提案
なしなしなしありあり
※メーカーによる
なし
間取り
作成
紹介後に
住宅会社から提案
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返済金額を抑える大きなポイント

返済金額を抑える大きなポイント【イメージ画像】

地盤の強い土地を選ぶ

住宅を建築する際、地盤が弱い土地を選ぶと、地盤改良工事が必要になる場合があります。この工事は地域や工法によりますが、一般的に50万円~200万円以上の費用がかかることもあります。

土地選びでは予算などの制約があるかもしれませんが、できるだけ地盤が強い土地を選ぶことが重要です。

元営業マン

地盤の強さについては、建築会社や不動産会社から情報を提供してもらえることが多いので、地盤改良の必要性やその費用も合わせて確認しておきましょう。

土地選びでは、地盤改良費用も見込んで比較することがポイントです!

地盤の調べ方や建築地のエリア選定については、以下の記事でも詳しく解説しておりますので参考にして下さい。

建築費を抑えるポイントを把握する

注文住宅で間取りを決める際、建築費を抑える工夫はいくつかあります。

  1. 凹凸の少ないシンプルな形状にする
  2. 総二階建てにする
  3. 水回りを一箇所にまとめる
  4. 廊下のスペースを効率よく配置する
  5. 収納スペースにデッドスペースを活用する
  6. 屋根の勾配と天井の高さを最適化する
  7. 標準仕様の範囲内で計画する
  8. 外構工事は引き渡し後に施工する
  9. 地盤の良い土地を選択する
  10. 建築条件付きの土地を選択する

これらのポイントを考慮することで、建築費を削減することが可能です。詳細については、以下の記事で詳しく解説していますので、そちらもご参照ください。

住宅ローンの借入先は必ず比較する

同じ価格の住宅でも、選ぶ金融機関によって返済総額が大きく異なります。住宅ローンは高額かつ長期間の返済が必要なため、金利の違いが数十万円から数百万円の差を生むこともあります。

以下の表で金利の違いによる支払い利息の差を確認できます。

スクロールできます
借入金額返済期間金利総利息支払い
3000万円35年0.8%約441万円
1%約557万円
4000万円35年0.8%約588万円
1%約743万円
5000万円35年0.8%約733万円
1%約928万円
6000万円35年0.8%約882万円
1%約1,114万円

金利は0.2%の違いで、100万円~200万円以上の利息を軽減することができます。

なぜ複数の銀行を比較しないのか??
  • 比較が面倒
  • どの金融機関が良いかわからない
  • 複数の銀行で審査を依頼するのが面倒
  • 審査が終わるまで借入条件がはっきりしない
  • 営業マンに任せとけば大丈夫と思ってしまう
  • 考えることが多くてそこまで手が回らない

上記のような理由が挙げられます。

土地代や建築費を交渉する人は多いですが、住宅ローンの借入先を複数比較する人は意外と少ないのが現実です。

元営業マン

確かに、自身で直接的に金融機関を探す人は少ない傾向がありますね。

審査通過の確証はありませんし、借入条件もどうなるのか予測しづらいですね・・

審査に通らなかったら無駄になるし・・・

なんだか、考えること自体が面倒になってくる・・・

しかし、複数の金融機関を比較して最適な条件を選ぶだけで、ローン返済の負担を軽減できる可能性が高まります。

目安としては、審査通過の可能性がある複数の金融機関に審査を依頼して、3つ程度の金融機関から審査の承認を取り、金利や団信の保障内容を比較して検討することが理想的です。

また、簡単に効率よく住宅ローンを比較したい人は、の利用も検討してみましょう!

登録した内容に応じて、各金融機関の審査通過確率を提示してくれたり、借入条件の比較も簡単にすることができるサービスです。

モゲチェックで簡単に住宅ローンを比較

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世帯収入はバランスが大事

世帯収入はバランスが大事【イメージ画像】

世帯収入で予算を組む場合、合算収入の合計額だけで予算を決めるのは、とても安易な考えです。

長期にわたる返済期間中には、想定外の事態が発生する可能性があるため、リスク管理を徹底することが必要です。

例えば、現時点で合算者の収入が300万円、400万円以上ある場合でも、将来的にその収入が維持できるかどうかは不確定です。特に子育て世帯では、働けなくなる、時短勤務になる、転職が必要になるなど、さまざまなリスクを考慮する必要があります。

無理のない返済計画を立てるためには、収入が安定しているかどうか、将来的な収入減少のリスクを見極めることが重要です。

4000万円の家を買うために必要なポイント

収入合算でより安心感を得るためには・・・【イメージ画像】

4000万円の家を購入するために、以下のポイントを意識して計画を進めていきましょう。

4000万円の家を購入するためのポイント

  • 余裕を持った返済計画を立てる
  • 共働き世帯は世帯年収が下がる可能性を考慮する
  • 住宅の維持費を把握する(光熱費も)
  • 住宅ローンは必ず比較する
  • 金利の上昇も視野に入れる
  • 住宅メーカーは必ず把握する

4000万円の住宅購入を検討する人は、400万円~700万円くらいの世帯年収の方が多いと思います。年収が500万円以下で返済比率が高くなると、家計への負担がとても大きくなる傾向があります。長期的に考えて、適切な予算を組むようにしましょう。

また、住宅メーカーはできるだけ多く比較検討して判断しましょう。では、地域や価格帯によって条件に合う住宅メーカーを簡単に調べることができて、自宅からカタログを取り寄せて比較検討することができます。

元営業マン

予算に近い住宅メーカーはできるだけ多く比較しましょう。「思ったより良かった!」「グレードは下がるがコスパは良い!」など、実際に物件を見たり、営業マンと会ってみないと気付かないこともあります。

また、後悔する可能性も低くなります。

片働き世帯(35年ローン)

  • 年収650万円以上が理想的

共働き世帯(35年ローン)

  • 世帯年収700万円以上が理想的
  • 主債務者の年収500万円以上が理想的

これまでに、4000万円の家を買える年収と世帯年収を解説してきました。

家計に無理のない返済計画を立てることで、安心してマイホームを手に入れることができます。将来の不確定なリスクを見越して、余裕を持った計画を立てることが大切です。

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

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