元営業マンが指摘する!注文住宅の見積もりトラブル事例と対策!

元営業マンが指摘する!注文住宅の見積もりトラブル事例と対策!【イメージ画像】

注文住宅を建てる際、見積もりに関するトラブルが発生することが実際にあり、避けて通れない問題です。

元営業マンの視点から、実際の事例を交えながら、よくあるトラブルとその対策について詳しく解説します。実際の事例を把握して注意深く商談を進めることで、事前に回避できることも可能になります。

これからマイホームを検討している方々にとって、役立つ情報を提供しますので、ぜひ最後までお読みください。

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目次

注文住宅の見積もりトラブル事例

注文住宅の見積もりトラブル事例【イメージ画像】

変更箇所の差額が見積に反映していない

注文住宅の見積もりでよくあるトラブルの一つが、契約前に打ち合わせで変更した箇所が、契約時の見積や図面に反映されていないケースがあります。例えば、キッチンのグレードをアップグレードしたり、窓のサイズを変更したりした場合、その差額が見積書に正確に記載されていないことがあります。

変更箇所の差額が見積に反映していない事例

契約前に何度か図面の修正や、設備を変更する打合せを繰り返し、初めに選んだキッチンの仕様を変更し、より高級なものにアップグレードしました。しかし、最終的な見積書にはその差額が反映されておらず、契約後に追加費用として請求されました。このような事態を避けるためには、変更点が見積書に正確に反映されているかを確認することが重要です。さらに、急ぎの契約ではお互いに注意力が欠けて計上ミスに繋がりやすくなります。

オプション扱いかどうか不明確

見積もりの段階で、どの項目がオプション扱いになるかが不明確な場合もトラブルの原因になります。施工会社は契約を急ぐことが多く、軽微な変更などは後回しにされることがあります。その結果、購入者は追加の金額が掛かることを認識していない場合があり、契約後に変更しようとした際にオプション料金が発生することに気付くケースもあります。

オプション扱いかどうか不明確の事例

ショールームやモデルハウスを見学している際に、施工されている建具や床材について、標準仕様の商品を使用していると認識していた家族が、契約後の打ち合わせで採用したい建具や床材が有料のオプション仕様だということが判明したケースなどがあります。このようなトラブルを防ぐためには、自身が採用したい商品が本当に標準使用範囲に含まれているのかどうかを事前に明確にしておく必要があります。

不慮の追加工事

不慮の追加工事も、見積もりトラブルの一因となります。特に、地盤改良工事や建築中のトラブル対処費用が予算不足になるケースがあります。

地盤改良工事の予算不足

注文住宅を建てる際、地盤の状態は非常に重要です。基本的には、契約前に近隣の地盤データーから、地盤改良の必要性の有無や、概算の金額を算出して予算に組み込みます。しかし、着工前の地盤調査により、改良の必要が無いと予測していたケースでも、地盤改良が必要と判明することもあります。さらに、予算を組んでいた場合でも、見積もりに計上していた予算が不足することがあります。

地盤改良工事の予算不足の事例

あるケースでは、着工前の地盤調査で地盤が少し弱いことが判明し、見積を取得して200万円の地盤改良工事の予算を組んでいました。しかし、着工時の調査では予測以上に地盤が弱いことが判明し、追加で100万円の費用がかかることになりました。このような事態に対応するためには、あらかじめ自己資金や住宅ローンの上限枠に余裕を持ち、無理のない返済計画を立てておくことが重要です。

建築中トラブルの対処費用

建築中に予期せぬトラブルが発生することがあります。例えば、工事中に地中に大きな岩やコンクリートブロック、大量のゴミなどが埋まっていることが判明した場合、その処理費用が追加で請求されることがあります。

建築中トラブルの対処費用の事例

工事が進行している最中に、基礎工事で地中から大きなコンクリートガラが見つかり、その撤去に数十万円の追加費用がかかりました。特に、建物が解体された後の土地などは注意が必要です。

外構費用の予算が適正かどうか?

外構費用も見積もりトラブルの原因となります。契約時点で正式な金額が確定していないことが多く、概算で予算を組んでいる場合があります。そのため、追加費用が発生することが考えられます。

外構工事費用が不足する事例

ある家庭では、外構工事の費用が契約時には概算でしか提示されておらず、契約後に希望の外構工事では予算が足りない事が発覚しました。そのため、安い外構工事業者を自身で探して直接依頼しようと考えましたが、他業者に依頼した場合、融資の対象外になることが発覚して、差額の外構工事代金を自己資金で対応しなければならないことになりました。
外構費用の見積もりは詳細に確認し、十分に必要な費用を計上しておくことが重要です。さらに、住宅ローンの融資上限枠に余裕を持っておくことで、最悪の場合でも自己資金の持ち出しを回避することが出来ます。

エアコン・カーテン・照明費用が含まれているかどうか?

特に、カーテン、照明の費用は、基本的には見積もりに含まれていないことが一般的です。施工会社に依頼する場合は、これらの費用は後で追加されることが多いため、事前に確認することが重要です。

エアコン・カーテン・照明費用が含まれていない事例

ある家庭では、施工会社の見積もりにはエアコン、カーテン、照明が含まれておらず、後で追加費用として数十万円がかかりました。持ち込みの方が金額が安くなることもあるため、自身で用意する選択肢も検討しましょう。

注文住宅の見積もりトラブルの対策方法

営業担当者や施工会社を信用し過ぎない

営業担当者も人間であり、ミスや忘れることは起こり得ます。お金に関わる重要な事項は、自ら指摘し確認することが必要です。営業担当者を信用しすぎず、常に疑問点を明確にし、自ら確認する姿勢が大切です。

不明確なことを後回しで契約をしない

施工会社は契約を急ぐ傾向がありますが、不明確な点や懸念点を残したまま契約するのは避けましょう。すべての疑問点をクリアにしてから契約を進めることが重要です。

打ち合わせ内容は記録しておく

住宅の建築には多くの打ち合わせが必要で、時間が経つと記憶も薄れていきます。言った言わないのトラブルを避けるために、特にお金に関わる打ち合わせ内容は書面やメールで記録しておくことが有効です。

複数の会社で見積書を比較する

複数の会社から見積もりを取ることは、価格交渉の材料にもなります。また、見積を比較することで、費用の計上漏れに気付くきっかけにもなるため、複数の見積もりを比較することをおすすめします。

以下は、資料請求サイトの比較表になりますので、参考にして下さい。

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総合
カタログ
ありありありありあり
間取り集
カタログ
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営業担当者との関係性

営業担当者と良好な関係を築くことは重要ですが、あまりに親しくなりすぎると、緊張感がなくなることがあります。適度な距離感を保ち、プロフェッショナルな関係を維持することが大切です。

親や先輩などのアドバイスを求める

経験豊富な親や先輩にアドバイスを求めることも、重要な対策の一つです。住宅購入者の経験から学び、トラブルを未然に防ぐための知恵を借りましょう。

注文住宅の見積もりトラブルは、誰にでも起こりうる問題です。しかし、事前にしっかりと対策を講じることで、リスクを減らし、理想のマイホームを手に入れることができます。この記事で紹介したポイントを参考に、慎重に計画を進めてください。

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