7000万円の家を買える人【年収と世帯年収】詳細に解説!

国土交通省による、令和4年度の住宅市場動向調査報告書では、注文住宅の住宅建築資金と土地購入資金の合計金額をアンケートした調査で、全国平均で5,436万円との報告があります。さらに、そのうち65.2%の世帯が、住宅ローンの返済に対して負担感があると回答しています。

7000万円を超える住宅ローンの借入は、全国平均を大きく上回る高額なマイホーム計画となります。

借入金額が大きくなるほど、「金利が上がってしまった」「年収が下がってしまった」「共働きが出来なくなった」などの影響は大きくなり、生計を立て直すハードルが高くなります。

特に子育て世帯の共働きでは、夫婦の収入バランスを考慮して予算を決めることが重要です。長期にわたる返済期間中に想定外の事態が発生する可能性は誰にでもあり、リスク管理を徹底することが必要です。

また、予算が大きくなるほど、住宅ローンの利息も大きくなります。複数の金融機関を比較して好条件の住宅ローンを選択するようにしましょう。

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この記事では、主に以下の点について詳しく解説していきます。
  • 7000万円の返済シミュレーション(35年~50年)
  • 理想的な年収倍率と返済比率(35年~50年)
  • 7000万円の家:理想的な年収目安(35年~50年)
  • 7000万円の家:理想的な世帯年収目安(35年~50年)
  • 収入合算の注意点とリスク

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目次

7000万の住宅ローンはきつい??

7000万の住宅ローンはきつい??【イメージ画像】

住宅ローン返済がきついと感じる理由は、とても単純で「借り過ぎている」ということです。と言っても、住宅の価格は高騰していますし、多くの住宅購入者が直面する問題でもあります。

しかし、住宅ローン返済の負担を軽減するには、「収入を増やす」「支出を減らす」「予算を下げる」という3つの選択肢しか現実的にはありません。

同じ収入のご家庭でもライフスタイルや月々の支出が異なりますが、7000万円の住宅ローンを期間35年で返済するには、以下の年収を目安に検討するようにしましょう。

理想的な年収【住宅ローン7000万円:返済期間35年】

片働き世帯

  • 年収1150万円以上が理想的

共働き世帯

  • 世帯年収1150万円以上が理想的
  • 主債務者の年収は950万円以上が理想的

自身の家族構成や月々の支出など、各ご家庭のライフスタイルを考慮して余裕を持った返済計画を立てるようにしましょう。後述ではより詳しく予算の考え方について解説していきます。

また、返済期間40年・50年の住宅ローンを検討する場合の年収目安についても、後述で解説しています。

7000万の家:住宅ローンシミュレーション

7000万の家:住宅ローンシミュレーション【イメージ画像】

以下では、返済期間35年~50年の住宅ローン返済額をシミュレーションしています。

※返済期間内は同一金利を想定したシミュレーションとなります。

7000万の家:フルローン35年の月々返済額

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金利月々の返済額利息の支払額総返済額
0.7%187,964円約 895万円約 7,895万円
1.5%214,329円約 2,002万円約 9,002万円
2%231,883円約 2,740万円約 9,740万円
【返済期間35年:7000万円の借入】

7000万の家:フルローン40年の月々返済額

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金利月々の返済額利息の支払額総返済額
0.7%167,243円約 1,028万円約 8,028万円
1.5%194,020円約 2,313万円約 9,313万円
2%211,977円3,175万円約 1億175万円
【返済期間40年:7000万円の借入】

近年では、住宅価格の高騰も背景にあり、40年ローンを提供する金融機関が少しづつ増えてきています。特に若い世帯への需要は増えてきていますが、老後の返済リスクや利息支払い額の増加などデメリットも把握して、慎重に判断するようにしましょう。

7000万の家:フルローン50年の月々返済額

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金利月々の返済額利息の支払額総返済額
0.7%138,305円約 1,299万円約 8,299万円
1.5%165,904円約 2,955万円約 9,955万円
2%184,653円約 4,080万円約 1億1,080万円
【返済期間50年:7000万円の借入】

一部の金融機関では、返済期間50年の住宅ローンを提供しています。多くの金融機関では、住宅ローンの完済時年齢を75~80歳程度に設定しているため、20代を対象にした住宅ローン商品と言えます。

40年ローンと比較しても、老後の返済リスクや利息の支払い額が大きくなり、繰り上げ返済のハードルも高くなります。「住宅の選択肢を広げることができる!」という理由だけで判断してしまうのは安易な考えです。

以下では、50年ローンのメリット・デメリットについて詳しく解説しています。

理想的な年収倍率と返済比率

理想的な年収倍率と返済比率【イメージ画像】

住宅ローンの借入の目安には、年収倍率と返済比率(返済負担率)という2つの指標があります。

年収倍率

年収倍率は、自身の年収に対して、「何倍程度まで借り入れできるのか?」または「何倍程度が無理なく返済できるのか?」という指標になります。

長期的に無理なく返済できる目安は、35年ローンで約6倍程度が理想です。

また、金融機関の審査では、最大で8倍以上の借入ができるケースもあります。

返済比率(返済負担率)

返済比率は、年収に対して年間のローン返済の比率を表したものになります。

返済比率の計算方法

年間のローン返済額÷年収×100=返済比率

返済比率は、一般的に20%程度が理想とされており、最大でも25%以内に収めることが推奨されます。

また、返済比率は、住宅ローン以外の既存のローン(自動車ローンなど)も含めて算出します。

返済期間別の理想的な年収倍率

35年ローンでは、年収の約6倍程度が理想的と解説しましたが、借入期間や金利により月々の返済金額が変わりますので、同時に返済比率も変わります。

同じ年収の6倍でも、35年返済と30年返済では、30年返済の方が返済負担が大きくなり、返済比率が高くなってしまいます。以下の目安を参考にして下さい。

年収倍率の目安(借入期間別)

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借入期間年収倍率の目安返済比率の目安
30年約5倍以内20%前後
35年約6倍以内20%前後
40年約6.5倍以内20%前後
50年約7.5倍以内20%前後

借入金利が2%以内であれば、上記の年収倍率を目安にすると、返済比率は20%前後に落ち着き、最大でも25%以内に収まります。

返済期間を長くすることで、同じ返済額でも大きく借入をすることができます。

40年や50年ローンを検討される世帯では、将来的な収入の増加や、共働き開始による収入の増加分を繰り上げ返済に充てることが望ましいです。理想的な年収倍率に借入額を抑えて、計画的な繰り上げ返済を検討するようにしましょう。

返済負担が大きい場合は、頭金を増やして借入金額を抑えるなどの対処も検討が必要です。

7000万円の家を買える人の年収(単独ローン)

7000万円の家を買える人の年収(単独ローン)【イメージ画像】

7000万円の住宅ローン:理想的な年収【期間35年】

単独ローンで7000万円の住宅を購入する場合、一般的な35年ローンでは年収1150万円以上の年収が理想です。この場合の年収倍率は、約6倍になります。

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年収金利年収倍率月々の返済額返済比率総利息金額理想度
1150万変動0.6%約6倍184,820円約19.3%約763万円理想的
固定1.5%約6倍214,329円約22.4%約2,002万円理想的
1000万変動0.6%約7倍184,820円約22.2%約763万円要検討
固定1.5%約7倍214,329円約25.8%約2,002万円要検討
900万変動0.6%約7.8倍184,820円約24.7%約763万円負担大きい
固定1.5%約7.8倍214,329円約28.6%約2,002万円負担大きい
※借入期間35年の7000万円返済シミュレーション

返済比率は、ご家庭のライフスタイルにより異なりますが、20%~25%以内に収めることが理想的です。

年収1150万円の固定金利1.5%と、年収900万円の変動金利0.6%の返済比率を比較してみると、ほとんど変わらない比率となります。しかし、金利が上昇する可能性のある変動金利と、金利が変わらない固定金利の決定的な差があります。

また、年収800万円の世帯でも返済可能のように見えますが、年収800万円以上の収入は、40代の男性で考えても上位20%を超える収入にとなり、生活水準が高い傾向にあります。

特に子育て世帯では、家庭の収支を慎重に判断して検討する必要があります。

元営業マン

変動金利で借入をする場合は、金利が上がっても返済できる余裕を持って計画しましょう!

変動金利の5年ルール・125%ルール

一般的な返済方法である「元利均等払い」では、変動金利で借入をした場合に、おおくの金融機関で「5年ルール」「125%ルール」という返済に伴うルールを導入しています。

  • 金利変動があっても5年間は返済額が変わらない
  • 5年毎の返済額見直しは125%以上に上昇しない

上記のように、借入をする人にとっては安心できるルールなのですが、住宅ローン返済に余裕がない世帯では、仮に125%の上昇でも致命的となることも考えられます。

また、5年間は返済額が変わらない、125%以上は上昇しないと言っても、利息の支払いが免除されるわけではなく、利息と元金の支払い割合が変わるだけなので、金利が上昇すると元金が減りづらくなり、結果的におおくの利息を支払うことになります。

このような場合では、住宅ローンの負担は確実に大きくなりますので、世帯の状況に合わせて慎重に判断する必要があります。

7000万円の住宅ローン:理想的な年収【期間40年】

単独ローンで7000万円の住宅を購入する場合、返済期間が40年のケースでは年収1050万円以上の年収が理想です。

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年収金利年収倍率月々の返済額返済比率総利息金額理想度
1050万変動0.6%約6.7倍164,068円約18.8%約876万円理想的
固定1.5%約6.7倍194,020円約22.2%約2,313万円理想的
900万変動0.6%約7.8倍164,068円約21.9%約876万円要検討
固定1.5%約7.8倍194,020円約25.9%約2,313万円要検討
800万変動0.6%約8.8倍164,068円約24.7%約876万円負担大きい
固定1.5%約8.8倍194,020円約29.1%約2,313万円負担大きい
借入期間40年の7000万円返済シミュレーション

期間40年の住宅ローンでは、月々の返済額を抑えることができるため、予算を上げて住宅の選択肢を広げることが可能なケースもあります。完済時年齢に応じて、計画的な繰り上げ返済を検討して、返済期間の短縮を目指して利息の支払いを抑えましょう。

7000万円の住宅ローン:理想的な年収【期間50年】

単独ローンで7000万円の住宅を購入する場合、返済期間が50年のケースでは年収950万円以上の年収が理想です。

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年収金利年収倍率月々の返済額返済比率総利息金額理想度
950万変動0.6%約7.4倍135,069円約17.1%約1,105万円理想的
固定1.5%約7.4倍165,904円約21%約2,955万円理想的
800万変動0.6%約8.75倍135,069円約20.3%約1,105万円要検討
固定1.5%約8.75倍165,904円約24.9%約2,955万円要検討
700万変動0.6%約10倍135,069円約23.2%約1,105万円負担大きい
固定1.5%約10倍165,904円約28.5%約2,955万円負担大きい
借入期間50年の7000万円返済シミュレーション

期間50年の住宅ローンは、期間35年と比較して総利息の支払いがとても大きくなります。35年と比較して15年も返済期間を延長するため、繰り上げ返済で期間を短縮するハードルも高くなります。

また、期間50年の住宅ローンを取り扱う金融機関は少なく限定的です。しっかりと現実的な計画を立てて、判断するようにしましょう。

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7000万の家を買える人の世帯年収(連帯債務:ペアローン)

6000万の家を買える人の世帯年収【イメージ画像】

収入合算で住宅の予算を決める際には、単独ローンと比較してより余裕を持った計画が必要です。特に子育て世帯では、出産や家事育児を理由に世帯年収を維持できない可能性も考えられます。

世帯年収に対して、収入合算者(通常は妻)の年収割合が高い場合では、特に注意が必要です。

7000万円の住宅ローン:理想的な世帯年収【期間35年】

  • 世帯年収1150万円以上が理想的
  • 主債務者の年収は950万円以上が理想的

共働き世帯では、世帯年収を維持できない状況は誰にでも考えられます。仮に単独ローンでは、年収が維持できない場合には共働きを開始するなどの対策が可能な場合もあります。

しかし、はじめから共働きの収入をフルで見込んでしまうと、共働きが出来なくなってしまう状況においては、収入の補填が難しくなり生活の立て直しが難しくなります。

住宅には維持費も掛かりますし、世帯年収を維持出ない状況に陥ることも考慮すると、単純に世帯収入の合計金額だけで予算を考えるのは、とても安易な考えです。

世帯年収が維持できないリスク

合算者の収入が維持できない
  • 出産や育児で時間的な制限を受ける
  • 想像以上に子供に手が掛かり仕事復帰が見込めない
  • 親の介護で時間的な制限を受ける
  • 時短勤務により、本来の職業に就くことができない
  • 親の体調不良等の原因で、保育園の送迎や緊急時の対応などの援助が受けられなくなる
  • 仕事と家事育児の両立で精神的負担が大きくなり、働くことができなくなる

合算者が出産や育児、さらには親の介護などを理由に、将来的に働けなくなる、あるいは時短勤務を強いられるリスクも考慮する必要があります。

このような状況下では、時間的な制約を強いられる傾向も多くなるため、精神的な負担も大きくなります。

夫婦互いに年収を下げられない

共働き夫婦の場合、当初からお互いの収入をフルで見込んで住宅ローンを組むと、互いに年収を下げられない状況に陥るリスクがあります。単独ローンであれば、主債務者の収入が減少した際に共働きで収入を補填することができますが、最初からフルで共働きを見込むと、補填が難しくなります。

合算者の収入が大きいほどリスクが高い

合算者の収入が大きいほど、その収入が維持できない場合のリスクも高くなります。特に、合算者が400万円以上の収入を得ている場合、家庭の事情で他の業種に転職せざるを得ないケースでは、収入が一気に下がることがあります。

例えば、看護師など夜勤を含む職業では、夜勤を減らすと収入が大幅に減少します。また、他にも資格が必要な専門職の場合にも、時短勤務では本来の職種で働けないケースも考えられます。

このような場合に、収入が減少しても返済を続けられるかどうかを慎重に検討する必要があります。収入合算の際には、合算者の収入が長期的に安定しているかを見極め、リスク管理を行うことが重要です。

世帯年収が下がった時のシミュレーション

前述で解説したように、同じ世帯収入でも、合算者の収入割合の違いで将来的なリスクは大きく異なります。

以下は、世帯年収1150万円の世帯で、主債務者の年収が950万円のケースと700万円のケースを例に比較した表です。世帯年収が維持できない状況のリスクについて解説します。

7000万円の住宅ローンを35年で組み、金利が1.5%の場合と、0.6%の場合でシミュレーションしています。

主債務者の年収950万円のケース
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夫の年収妻の年収合算年収返済比率
950万円200万円1150万円22.4%
950万円200万円1050万円24.5%
950万円200万円950万円27.1%
※借入額7000万円・35年間・金利1.5%【返済額 月額214,329円】

金利1.5%で試算したケースでは、合算していた収入が仮に0になった場合でも返済比率は30%以内に収まります。

30%という返済比率は、決して低い数値ではありませんし、生活水準を見直すなどの対策は必要ですが、住宅ローンの返済を続けることが一般的には可能です。

主債務者の年収700万円のケース
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夫の年収妻の年収合算年収返済比率
00万円450万円1150万円22.4%
700万円450万円925万円27.8%
700万円450万円700万円36.8%
※借入額7000万円・35年間・金利1.5%【返済額 月額214,329円】

金利1.5%の試算では、合算者の収入が半分に減少した時点で、返済負担率が25%を超えています。

また、何らかの理由で仕事に就けなくなったケースでは、約37%の返済比率になります。返済比率が額面年収の40%近くになると、実質の手取り収入の半分近い金額を、住宅ローンの返済に充てることになります。

元営業マン

世帯年収で予算を組む場合には、合算者の収入が無くなっても返済比率が30%以内に収まるような計画が理想的です。

収入合算の審査基準

収入合算での住宅ローンは、多くの金融機関で利用可能ですが、収入合算の審査基準には注意が必要です。例えば、合算できる最低収入額の基準がある金融機関や、合算できる収入額が合算者の収入の50%までといった制限がかかる場合があります。

35年ローンで収入合算の場合、主債務者と合算者の合計収入に対して6倍から7倍以上の借入が可能なケースもありますが、これは借りられる金額であり、返済可能な金額とは限りません。収入合算での借入を考える際には、借入額が過大にならないよう注意が必要です。

また、住宅ローン控除や、団体信用生命保険のことも考慮して、どのような方法で借入をするのかも検討する必要があります。

7000万円の住宅ローン:理想的な世帯年収【期間40年】

  • 世帯年収1050万円以上が理想的
  • 主債務者の年収は850万円以上が理想的
主債務者の年収850万円のケース
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夫の年収妻の年収合算年収返済比率
0万円200万円1050万円22.2%
0万円200万円950万円24.5%
0万円200万円850万円27.4%
※借入額7000万円・40年間・金利1.5%【返済額 月額194,020円】

主債務者の年収だけでも、返済比率が30%以内に収まる計画が理想的です。世帯年収が維持できないリスクを考慮して計画を立てましょう。

7000万円の住宅ローン:理想的な世帯年収【期間50年】

  • 世帯年収950万円以上が理想的
  • 主債務者の年収は750万円以上が理想的
主債務者の年収750万円のケース
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夫の年収妻の年収合算年収返済比率
0万円200万円950万円21%
0万円200万円850万円23.5%
750万円200万円750万円26.6%
※借入額7000万円・50年間・金利1.5%【返済額 月額165,904円】

主債務者の年収だけでも、返済比率が30%以内に収まる計画が理想的です。世帯年収が維持できないリスクを考慮して計画を立てましょう。

50年ローンは老後の返済や、利息支払いが増えるリスクがあります。慎重に計画を立てて判断するようにして下さい。

また、ハウスメーカー選びは、複数の会社をしっかりと比較して判断するようにしましょう。比較することで、各ハウスメーカーの特徴や、メリット・デメリットを深く把握することが可能です。さらに、複数の営業マンから提案を受けることで、新しい考え方や盲点に気が付くこともあります。

住宅選びで後悔する理由はさまざまですが、原因は「知らなかった」「気付かなかった」の2点です。

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による
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による
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事前の
間取プラン提案
なしなしなしありあり
※メーカーによる
なし
間取り
作成
打ち合わせ後
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打ち合わせ後もらえる打ち合わせ後もらえる打ち合わせ後もらえる業者紹介前にもらえる打ち合わせ後もらえる打ち合わせ後もらえる
見積作成打ち合わせ後
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返済金額を抑える大きなポイント

返済金額を抑える大きなポイント【イメージ画像】

地盤の強い土地を選ぶ

住宅を建築する際、地盤が弱い土地を選ぶと、地盤改良工事が必要になる場合があります。この工事は地域や工法によりますが、一般的に50万円~200万円以上の費用がかかることもあります。

土地選びでは予算などの制約があるかもしれませんが、できるだけ地盤が強い土地を選ぶことが重要です。

元営業マン

地盤の強さについては、建築会社や不動産会社から情報を提供してもらえることが多いので、地盤改良の必要性やその費用も合わせて確認しておきましょう。

土地選びでは、地盤改良費用も見込んで比較することがポイントです!

地盤の調べ方や建築地のエリア選定については、以下の記事でも詳しく解説しておりますので参考にして下さい。

建築費を抑えるポイントを把握する

注文住宅で間取りを決める際、建築費を抑える工夫はいくつかあります。

  1. 凹凸の少ないシンプルな形状にする
  2. 総二階建てにする
  3. 水回りを一箇所にまとめる
  4. 廊下のスペースを効率よく配置する
  5. 収納スペースにデッドスペースを活用する
  6. 屋根の勾配と天井の高さを最適化する
  7. 標準仕様の範囲内で計画する
  8. 外構工事は引き渡し後に施工する
  9. 地盤の良い土地を選択する
  10. 建築条件付きの土地を選択する

これらのポイントを考慮することで、建築費を削減することが可能です。詳細については、以下の記事で詳しく解説していますので、そちらもご参照ください。

住宅ローンの借入先は必ず比較する

同じ価格の住宅でも、選ぶ金融機関によって返済総額が大きく異なります。住宅ローンは高額かつ長期間の返済が必要なため、金利の違いが数十万円から数百万円の差を生むこともあります。

以下の表で金利の違いによる支払い利息の差を確認できます。

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借入金額返済期間金利総利息支払い
3000万円35年0.8%約441万円
1%約557万円
4000万円35年0.8%約588万円
1%約743万円
5000万円35年0.8%約733万円
1%約928万円
6000万円35年0.8%約882万円
1%約1,114万円

金利は0.2%の違いで、100万円~200万円以上の利息を軽減することができます。

なぜ複数の銀行を比較しないのか??
  • 比較が面倒
  • どの金融機関が良いかわからない
  • 複数の銀行で審査を依頼するのが面倒
  • 審査が終わるまで借入条件がはっきりしない
  • 営業マンに任せとけば大丈夫と思ってしまう
  • 考えることが多くてそこまで手が回らない

上記のような理由が挙げられます。

土地代や建築費を交渉する人は多いですが、住宅ローンの借入先を複数比較する人は意外と少ないのが現実です。

元営業マン

確かに、自身で直接的に金融機関を探す人は少ない傾向がありますね。

審査通過の確証はありませんし、借入条件もどうなるのか予測しづらいですね・・

審査に通らなかったら無駄になるし・・・

なんだか、考えること自体が面倒になってくる・・・

しかし、複数の金融機関を比較して最適な条件を選ぶだけで、ローン返済の負担を軽減できる可能性が高まります。

目安としては、審査通過の可能性がある複数の金融機関に審査を依頼して、3つ程度の金融機関から審査の承認を取り、金利や団信の保障内容を比較して検討することが理想的です。

また、簡単に効率よく住宅ローンを比較したい人は、の利用も検討してみましょう!

登録した内容に応じて、各金融機関の審査通過確率を提示してくれたり、借入条件の比較も簡単にすることができるサービスです。

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7000万円の家を買うために必要なこと

無理のない返済計画を立てましょう!【イメージ画像】

7000万円の住宅は、全国平均を大きく上回る高額な買い物になります。以下のポイントに注意して計画しましょう。

7000万円の家を買うためのポイント

  • 余裕を持った返済計画にする
  • 共働き世帯は、世帯年収を維持できないリスクに配慮する
  • 住宅の維持費を把握する
  • 金融機関は複数を比較して好条件を選択する
  • 金利上昇のリスクにも配慮する
  • 住宅メーカーは必ず比較して決める

住宅ローンの借入額が大きいほど、年収の維持が難しい状況では生活の立て直しが困難になります。金利の上昇や、世帯年収が低下してしまうリスクも考慮して予算を決めるようにしましょう。

また、住宅メーカーも必ず比較検討して決めるようにしましょう。では、地域や価格帯によって条件に合う住宅メーカーを簡単に調べることができて、自宅からカタログを取り寄せて比較検討することが可能です。

元営業マン

「思っていたより良かった!」「グレードは下がるけどコスパは良い!」など、実際に見てからはじめて気が付くことも多くあります。

これまでに、7000万円の家を買うための年収と世帯年収を解説してきました。

理想的な年収【住宅ローン7000万円:返済期間35年】

片働き世帯

  • 年収1150万円以上が理想

共働き世帯

  • 世帯年収1150万円以上が理想的
  • 主債務者の年収は950万円以上が理想的

世帯年収での収入合算を検討する際には、リスクを十分に考慮し、将来的な収入の変動にも対応できるように計画を立てましょう。収入のバランスや長期的な視点を持つことで、安心してマイホームを手に入れることができます。

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