「8,000万円の家を買いたいけど、うちの年収でやっていけるのかな…?」
そんな不安を感じる方は少なくありません。
国土交通省による令和4年度の住宅市場動向調査報告書では、土地購入も含めた注文住宅の購入資金は、全国平均で5,436万円との報告があります。さらに、そのうち65.2%の世帯が、住宅ローンの返済に対して負担感があると回答しています。
平均値を大きく上回る金額だからこそ、住宅ローンの返済が家計にどう影響するのか、しっかり考えておきたいところです。
例えば、35年ローンで返済する場合の理想的な目安は、以下の通りです。
- 片働き世帯の場合
・年収1,300万円以上が理想的 - 共働き世帯の場合
・世帯年収1,300万円以上が理想的
・主債務者の年収1,000万円以上が理想的
ただし、子育て世帯では教育費にかかる費用が家庭ごとに大きく異なるため、ご家庭の状況に合わせて無理のない予算に調整することが重要です。そこで本文では、教育費の目安にも触れながら、ご家庭の状況に合わせて無理なく予算を考えるヒントをご紹介します。
また、住宅ローンは借入金額が大きく、返済期間が長いほど多くの利息を払わなくてはなりません。複数の金融機関を比較して好条件の金融機関を選択するようにして下さい。
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この記事を読むことで、単に「買えるかどうか」だけでなく、家計にゆとりを持ちながら安心して暮らしていくための考え方もイメージできるはずです。
- 8000万円の返済シミュレーション(35年~50年)
- 理想的な年収倍率と返済比率(35年~50年)
- 8000万円の家:理想的な年収目安(35年~50年)
- 8000万円の家:理想的な世帯年収目安(35年~50年)
- 住宅ローン8000万で子供2人を育てるためには?
- 8000万円の住宅ローン返済はきつい?
- 収入合算の注意点とリスク
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単独ローンと合算ローン、どちらを選ぶべき?

住宅ローンは、単独で申し込むか、夫婦などの収入を合わせて申し込むかで、借り入れられる金額や将来のリスクが変わってきます。それぞれの特徴と注意点を理解し、ご自身の家計に合った選択をすることが重要です。
借入可能額の目安と注意点
金融機関の審査基準はさまざまですが、一般的な目安は以下の通りです。
- 単独ローン:最大で年収の約7~8倍程度
- 収入合算ローン: 合算年収の約6倍~7倍以上
収入合算ローンは、より大きな金額を借り入れられる可能性があります。しかし、これはあくまで「借りられる可能性のある金額」であり、「無理なく返済できる金額」とは限りません。
住宅ローンは数十年にわたる長期的な返済です。無理のない返済計画を立てるためには、返済比率(年収に占める年間返済額の割合)を20%程度~25%以内に抑えることが理想的です。
この基準で考えると、35年ローンなら年収の約6倍程度を目安にするのが賢明です。
単独ローンと収入合算ローンの違い
収入合算ローンは、夫婦などの2人分の収入を合わせて審査するため、単独ローンよりも大きな金額を借り入れられる可能性があります。ただし、合算できる収入の割合は金融機関によって異なり、合算者の年収の50%までと制限される場合や、パートやアルバイトの収入は合算額が制限されるケースもあります。
また、団信や住宅ローン控除についても扱いが異なります。違いを以下にまとめてみました。
項目 | 単独ローン | 連帯保証 (収入合算) | 連帯債務 (収入合算) | ペアローン |
---|---|---|---|---|
債務者 | 夫婦どちらか | 夫婦どちらか | 夫・妻 | 夫・妻 |
配偶者の立場 | ー | 連帯保証人 | 連帯債務者 | 債務者 |
住宅名義 | ローン名義人 | ローン名義人 | 夫・妻 | 夫・妻 |
事務手数料 | 1契約分 | 1契約分 | 1契約分 | 2契約分 |
住宅ローン控除 | ローン名義人 | ローン名義人のみ | 夫・妻 | 夫・妻 |
一般 団信の加入 | ローン名義人 | ローン名義人 ※ | 夫(主債務者) ※2 | 夫・妻 ※3 |
夫婦連生団信 | ー | なし | ※4 | ありあり ※5 |
※2連帯債務者(妻)に万が一のことが起こっても住宅ローンは残る
※3それぞれの持ち分に対して団信が適用される(片方のローンは残る)
※4一部の金融機関で夫婦連生団信を提供(複数あり)
※5一部の金融機関でローン商品を提供(paypay銀行・みずほ銀行・auじぶん銀行)
連帯債務とペアローンは、お互いに住宅ローン控除を利用することができます。また、連生団信を取り扱う金融機関が増えたため、万が一の備えに対応することも可能です。
連帯保証は、収入合算者が保証人となり、保証人は住宅ローン控除や団信を利用することはできません。万が一、将来的に離婚するようなことがあっても、保証人の立場は変わらないことを覚えておきましょう。
合算ローンに潜むリスクと対策
収入合算ローンは、住宅の選択肢を広げるメリットがある一方で、将来的なリスクも考慮しなければなりません。
特に、収入合算者(妻など)の収入割合が大きい場合は、その収入を100%見込んで返済計画を立てると後悔につながることもあります。出産や育児、病気などで合算者の収入が減ったり途絶えたりした際に、世帯収入が維持できなくなり、返済が困難になるリスクが高まります。
合算ローンを検討する際は、万が一の事態に備えて、以下の点をしっかり確認しましょう。
- 合算者の収入が減った場合でも返済可能か?
- 育児休暇中の収入減や、退職する可能性なども含めてシミュレーションしているか?
- 将来の働き方を夫婦で十分に話し合っているか?
これらのポイントを踏まえた上で、ご自身のライフプランに合った返済計画を立てることが、住宅ローンを成功させるための重要な一歩となります。

理想的な年収倍率と返済比率

住宅ローンの借入目安には、年収倍率と返済比率(返済負担率)という2つの指標があります。
年収倍率
年収倍率は、自身の年収に対して、「何倍程度まで借り入れできるのか?」または「何倍程度が無理なく返済できるのか?」という指標になります。
長期的に無理なく返済できる目安は、35年ローンで約6倍程度が理想です。
また、金融機関の審査では、最大で8倍以上の借入ができるケースもあります。
返済比率(返済負担率)
返済比率は、年収に対して年間のローン返済の比率を表したものになります。
- 年間のローン返済額÷年収×100=返済比率
返済比率は、一般的に20~25%程度が理想とされており、最大でも30%以内が推奨されます。
※返済比率は既存のローン(自動車ローン・カードローンなど)も含めて算出します。
また、頭金を増やして借入金額を抑えることで、返済比率を軽減することも可能となります。

借入期間別の理想的な年収倍率
理想的な年収倍率は、35年ローンでは6倍が目安となりますが、返済期間が長くなれば6倍以上も可能となります。
一方で、期間を短くすると返済負担が大きくなるため、年収倍率を抑える必要性があります。
借入期間別の年収倍率
借入期間 | 年収倍率の目安 | 返済比率の目安 |
---|---|---|
30年 | 約5倍以内 | 20%前後 |
35年 | 約6倍以内 | 20%前後 |
40年 | 約6.5倍以内 | 20%前後 |
50年 | 約7.5倍以内 | 20%前後 |

上記の年収倍率を目安にすると、返済比率は20%前後に落ち着きます。
返済期間を長くすると、月々の返済額が抑えられるため、同じ返済額でより大きな金額を借り入れることができます。まだ収入が安定していない20代の世帯にとっては、選べる住宅の選択肢が広がるというメリットがあります。ただし、その分、総利息額は大きくなるため注意が必要です。


8000万円の返済シミュレーション


30年~50年の期間で8,000万円の住宅ローンを借入した場合、月々の返済額や利息は以下のようになります。
8000万:30年ローン月々の返済金額
金利 | 月々の返済額 | 利息の支払額 |
---|---|---|
0.7% | 246,436円 | 約871万円 |
1.5% | 276,096円 | 約1,939万円 |
2% | 295,695円 | 約2,645万円 |
期間30年のケースでは、年収の約5倍の借入を目安にすることで、返済比率は20%前後になります。
8000万:35年ローン月々の返済金額
金利 | 月々の返済額 | 利息の支払額 |
---|---|---|
0.7% | 214,816円 | 約1,022万円 |
1.5% | 244,947円 | 約2,287万円 |
2% | 265,010円 | 約3,130万円 |
期間35年のケースでは、年収の約6倍の借入を目安にすることで、返済比率は20%前後になります。
8000万:40年ローン月々の返済金額
金利 | 月々の返済額 | 利息の支払額 |
---|---|---|
0.7% | 191,135円 | 約1,174万円 |
1.5% | 221,737円 | 約2,643万円 |
2% | 242,260円 | 約3,628万円 |
期間40年のケースでは、年収の約6.5倍の借入を目安にすることで、返済比率は20%前後になります。
近年では、住宅価格の高騰も背景にあり、40年ローンを提供する金融機関が少しづつ増えてきています。特に若い世帯への需要は増えてきていますが、老後の返済リスクや利息支払い額の増加などデメリットも把握しながら、慎重に判断するようにしましょう。


8000万: 50年ローン月々の返済金額
金利 | 月々の返済額 | 利息の支払額 |
---|---|---|
0.7% | 158,063円 | 約1,483万円 |
1.5% | 189,605円 | 約3,376万円 |
2% | 211,032円 | 約4,661万円 |
期間50年のケースでは、年収の約7.5倍の借入を目安にすることで、返済比率は20%前後になります。
多くの金融機関は、完済時年齢を75歳~80歳程度までに設定しています。つまり、50年ローンは主に20代を対象とした住宅ローンです。
無計画で借入をしてしまうと、総利息が大きくなり、完済時年齢も高齢になります。以下に該当する世帯を除き、出来る限り40年以内の住宅ローンで計画を立てることが推奨されます。
- 計画的に繰り上げ返済が可能な世帯
- 資産運用目的で知識や実績が十分にある世帯
以下の記事でも詳しく解説しておりますので参考にして下さい。


8000万円の家を買える人の年収(片働き世帯)
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理想的な年収:返済期間35年
単独ローンで8,000万円の住宅を購入する場合、一般的な35年ローンでは年収1,300万円以上の収入が理想です。この場合の年収倍率は、6倍になります。
8,000万円:35年返済シミュレーション
年収 | 金利 | 年収倍率 | 月々の返済額 | 返済比率 | 総利息金額 | 理想度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1300万 | 変動0.6% | 約6.1倍 | 211,223円 | 約19.4% | 約871万円 | 理想的 |
変動1.5% | 約6.1倍 | 244,947円 | 約22.6% | 約2,287万円 | 理想的 | |
固定2.0% | 約6.1倍 | 265,010円 | 約24.4% | 約3,130万円 | 理想的 | |
1150万 | 変動0.6% | 約7倍 | 211,223円 | 約22% | 約871万円 | 要検討 |
変動1.5% | 約7倍 | 244,947円 | 約25.5% | 約2,287万円 | 要検討 | |
固定2.0% | 約7倍 | 265,010円 | 約27.6% | 約3,130万円 | 要検討 | |
1050万 | 変動 | 0.6%約7.6倍 | 211,223円 | 約24.1% | 約871万円 | 負担大きい |
変動 | 1.5%約7.6倍 | 244,947円 | 約27.9% | 約2,287万円 | 負担大きい | |
固定2.0% | 約7.6倍 | 265,010円 | 約30.2% | 約3,130万円 | 負担大きい |
返済比率は、ご家庭のライフスタイルにより異なりますが、一般的には20%~25%以内に収めることが理想的です。
年収1,300万円の固定金利2.0%と、年収1,050万円の変動金利0.6%の返済比率を比較してみると、ほとんど変わらない比率となります。しかし、金利が上昇する可能性のある変動金利と、金利上昇の影響を受けない固定金利の決定的な差があります。
変動金利で借入を検討する場合は、金利上昇のリスクも考慮しながら予算を決めることが大切です。
変動金利の5年ルール・125%ルール
変動金利には、「5年ルール」と「125%ルール」という2つの重要なルールがあります。これは、多くの金融機関が採用している「元利均等払い」という返済方法に適用されるものです。
※適用されない金融機関も存在します。
これらのルールは、金利が上がっても急に返済額が増えるのを防ぐためのもので、借り入れしている人にとっては安心できる仕組みに感じられます。
- 5年ルール:金利が変動しても、5年間は毎月の返済額が変わらない。
- 125%ルール:5年ごとの返済額の見直しで、前回の返済額から125%以上は上がらない。
しかし、これらのルールには注意が必要です。たとえ125%の上昇に抑えられたとしても、家計に余裕のない世帯にとっては大きな負担となる可能性があります。また、利息の支払いが免除されるわけではありません。金利が上がると、毎月の返済額に占める利息の割合が増え、元金がなかなか減らなくなってしまいます。
結果として、総支払額が大幅に増えてしまうこともあるため、これらのルールを正しく理解し、ご自身の家計状況に合わせて慎重に判断することが大切です。
将来的な金利変動や、家庭のライフスタイルに合わせて、慎重に判断をしましょう!


理想的な年収:返済期間40年
単独ローンで8,000万円の住宅を購入する場合、40年ローンでは年収1,200万円以上の収入が理想です。この場合の年収倍率は、約6.6倍になります。
8,000万円:40年返済シミュレーション
年収 | 金利 | 年収倍率 | 月々の返済額 | 返済比率 | 総利息金額 | 理想度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1200万 | 変動0.6% | 約6.6倍 | 187,507円 | 約18.7% | 約1,000万円 | 理想的 |
変動1.5% | 約6.6倍 | 221,737円 | 約22.1% | 約2,643万円 | 理想的 | |
固定2.0% | 約6.6倍 | 242,260円 | 約24.2% | 約3,628万円 | 理想的 | |
1050万 | 変動0.6% | 約7.6倍 | 187,507円 | 約21.4% | 約1,000万円 | 要検討 |
変動1.5% | 約7.6倍 | 221,737円 | 約25.3% | 約2,643万円 | 要検討 | |
固定2.0% | 約7.6倍 | 242,260円 | 約27.6% | 約3,628万円 | 要検討 | |
950万 | 変動 | 0.6%約8.4倍 | 187,507円 | 約23.6% | 約1,000万円 | 負担大きい |
変動 | 1.5%約8.4倍 | 221,737円 | 約28% | 約2,643万円 | 負担大きい | |
固定2.0% | 約8.4倍 | 242,260円 | 約30.6% | 約3,628万円 | 負担大きい |
返済期間を40年にすることで、35年ローンと比較して年収が100万円程低くても返済比率は同等の利率となります。
ただし、返済期間を5年間延ばすことで総利息の支払いが130万円~500万円程度増えてしまいます。完済時年齢が高齢になりやすく、総利息の支払いが大きくなるため、計画的な繰り上げ返済を検討しましょう。
40年ローンは、「将来的に収入が増えることが確実な職業」や「共働きを始める予定がある」場合など、繰上げ返済により期間短縮できる方に有効な選択肢となります。
理想的な年収:返済期間50年
単独ローンで8,000万円の住宅を購入する場合、50年ローンでは年収1,100万円以上の収入が理想です。この場合の年収倍率は、約7.2倍になります。
8,000万円:50年返済シミュレーション
年収 | 金利 | 年収倍率 | 月々の返済額 | 返済比率 | 総利息金額 | 理想度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1100万 | 変動0.6% | 約7.2倍 | 154,364円 | 約16.8% | 約1,261万円 | 理想的 |
変動1.5% | 約7.2倍 | 189,605円 | 約20.6% | 約3,376万円 | 理想的 | |
固定2.0% | 約7.2倍 | 211,032円 | 約23% | 約4,661万円 | 理想的 | |
950万 | 変動0.6% | 約8.4倍 | 154,364円 | 約19.4% | 約1,261万円 | 要検討 |
変動1.5% | 約8.4倍 | 189,605円 | 約23.9% | 約3,376万円 | 要検討 | |
固定2.0% | 約8.4倍 | 211,032円 | 約26.6% | 約4,661万円 | 要検討 | |
850万 | 変動 | 0.6%約9.4倍 | 154,364円 | 約21.7% | 約1,261万円 | 負担大きい |
変動 | 1.5%約9.4倍 | 189,605円 | 約26.7% | 約3,376万円 | 負担大きい | |
固定2.0% | 約9.4倍 | 211,032円 | 約29.7% | 約4,661万円 | 負担大きい |
50年ローンは、35年返済と比較すると、月々の返済負担は約5.5万円ほど軽減できます。ただし、利息の総支払は約400万円~1,500万円ほど増えてしまいます。
また、年収1,100万円の金利2.0%と年収850万円の金利0.6%では、返済比率は同等の数値となります。ただし、金利の影響を受けない固定金利と変動金利には大きな違いがあります。
50年ローンは、35年ローンと比較して利息の支払いが大きくなるので、金利上昇の影響も大きくなります。
「資産運用目的」や「計画的な繰り上げ返済」が可能である場合を除き、できる限り40年以内のローンで計画を立てるようにしましょう。
8000万の家を買える人の世帯年収(共働き世帯)


共働きの世帯収入を軸に住宅ローンを組む場合は、将来的に世帯収入を維持できない可能性も考慮して、余裕を持った予算を決めるようにしましょう。
共働き世帯の理想的な世帯年収:35年ローン
8,000万円の家を購入するためには、以下の世帯年収が理想的です。
- 世帯年収1,300万円以上が理想的
- 主債務者の年収は1,000万円以上が理想的
主債務者に一定以上の収入が必要な理由は、将来的な出産・育児・親の介護など、世帯収入を維持できなくなる可能性を考慮するためです。主債務者の年収が高ければ、合算者が働けなくなった場合や時短勤務が強いられる場合でも、家計を支えることができます。
主債務者に1,000万円の年収がある場合、合算者が一時的に収入を失っても、生活を立て直すことが可能です。収入合算者の収入割合が大きいほどリスクが高まります。
以下では、世帯年収1,300万円の世帯で、主債務者の年収が1,000万円のケースと800万円のケースを例に比較しています。
世帯年収1,300万円(主債務者の年収1,000万円)のケース
夫の年収 | 妻の年収 | 合算年収 | 返済比率 |
---|---|---|---|
1,000万円 | 300万円 | 1,300万円 | 22.6% |
1,000万円 | 1,150万円 | 25.5% | |
1,000万円 | 1,000万円 | 29.3% |
金利1.5%で試算した場合、主債務者の年収が1,000万円程度あることで、合算収入が仮に0になった場合でも返済比率は30%以内に収まります。
30%という返済比率は決して低い水準ではありませんが、生活スタイルを見直しながら住宅ローンの返済を続けることが一般的には可能です。
世帯年収1,300万円(主債務者の年収800万円)のケース
夫の年収 | 妻の年収 | 合算年収 | 返済比率 |
---|---|---|---|
800万円 | 500万円 | 1,300万円 | 22.6% |
800万円 | 1,050万円 | 27.9% | |
800万円 | 800万円 | 36.7% |
主債務者の年収が800万円のケースでは、金利1.5%の試算で合算収入が半分に減少すると返済負担率は約28%です。
また、合算収入が0になったケースでは、返済比率は約37%になります。返済比率が額面年収の40%近くになると、実質手取り収入の半分以上を住宅ローンの返済に充てることになります。


収入合算ローンに潜むリスク
夫婦の収入を合わせて住宅ローンを組む「収入合算ローン」は、より大きな金額を借りられるのがメリットです。しかし、将来的に世帯全体の収入が減ってしまうリスクを、十分に考えておく必要があります。
特に、収入合算者(多くの場合、妻)の収入が高い家庭ほど、このリスクは大きくなります。例えば、夜勤などで高収入を得ていた看護師が、子育てのために日勤のみの仕事に変わると、収入は大きく減ってしまいます。高収入の資格職であっても、時短勤務や転職で収入が下がってしまう可能性もゼロではありません。
世帯収入が減る、よくあるケース
こうした収入減は、決して珍しいことではなく、どなたにも起こる可能性があります。
- 子育て:予想以上に時間がかかり、仕事への復帰が遅れたり、時短勤務になったりする。
- 介護:親の体調不良などで介護が必要になり、仕事にかけられる時間が減ってしまう。
- 精神的な負担:仕事と家事・育児の両立が難しくなり、体調を崩して働けなくなる。
このように、収入合算者の収入に頼る割合が大きいほど、その収入がなくなった時の影響も大きくなります。無理のない返済計画のためにも、ご夫婦の収入を全て当てにするのではなく、ゆとりを持たせることが大切です。
また、共働きの住宅ローンでは、団信の保障内容も考えなくてはなりません。夫婦連生団信に加入する場合には、金利の上乗せや金融機関が限られるデメリットもあります。保障内容と金利負担を比較して、どんな場合に保障が適用されるのか、事前にしっかり確認しておくことが大切です。


共働き世帯の理想的な世帯年収:40年ローン
共働き世帯で8,000万円の住宅を購入する場合、40年ローンでは以下の世帯年収が理想的です。
- 世帯年収1,200万円以上が理想的
- 主債務者の年収は900万円以上が理想的
世帯年収1,200万円(主債務者の年収900万円)のケース
夫の年収 | 妻の年収 | 合算年収 | 返済比率 |
---|---|---|---|
900万円 | 300万円 | 1,200万円 | 22.1% |
900万円 | 1,050万円 | 25.3% | |
900万円 | 900万円 | 29.5% |
金利1.5%で試算した場合、主債務者の年収が900万円程度あることで、合算収入が仮に0になった場合でも返済比率は30%以内に収まります。
無理なく返済を続けるためには、将来の金利変動や収入の変化も考えながら、ライフスタイルに合った余裕のある計画を立てておくことが大切です。
収入合算での住宅ローンは、主債務者の年収だけでも返済比率が30%を超えない割合が理想的です。
また、共働きの合算収入を基準に40年ローンを検討する場合は、「将来的に繰り上げ返済が可能かどうか?」を慎重に判断しましょう。主債務者の収入が増えても、何らかの理由で共働きが継続できない状況では、繰り上げ返済が困難になります。
共働き世帯の理想的な世帯年収:50年ローン
- 世帯年収1,100万円以上が理想的
- 主債務者の年収は800万円以上が理想的
世帯年収1,100万円(主債務者の年収800万円)のケース
夫の年収 | 妻の年収 | 合算年収 | 返済比率 |
---|---|---|---|
800万円 | 300万円 | 1,100万円 | 20.6% |
800万円 | 950万円 | 23.9% | |
800万円 | 800万円 | 28.4% |
金利1.5%で試算した場合、主債務者の年収が800万円程度あることで、合算収入が仮に0になった場合でも返済比率は30%以内に収まります。
50年ローンは、35年ローンと比べて利息の支払いが大幅に増えてしまします。金利が上昇した場合も大きな影響を受けるので、あらかじめ繰上げ返済を見越した返済計画を立てる必要があります。
将来的な収入増加が明確な場合でも、子育ての時期や将来の生活プランも見据えながら、無理のない範囲で現実的に検討するようにしましょう。
収入合算での住宅ローンは、主債務者の年収だけでも返済比率が30%を超えない割合が理想的です。
また、共働きの合算収入を基準に50年ローンを検討する場合は、「将来的に繰り上げ返済が可能かどうか?」を慎重に判断しましょう。主債務者の収入が増えても共働きが継続できない状況では、繰り上げ返済が困難になります。
住宅ローン8000万で子供2人を育てるためには?


住宅ローンを8,000万円借りた場合、子供が2人いる世帯では、返済計画と同時に教育費を考慮することが不可欠です。ローンを完済するまでには、子どもの成長に伴うさまざまな教育費が発生します。
2人の子育てをする世帯では、35年ローンの場合は年収1,300万円を目安として検討するようにしましょう。
2人の子育て世帯は年収1,300万円以上が理想的
総務省統計局の統計データによると、一般的な4人家族(18歳未満の子供2人)の1ヵ月あたりの生活費は、年収1,250万円~1,500万円の世帯でおよそ49万円です。
年収1,300万円の手取り額は、おおよそ920万円となり、月々に換算すると約77万円となります。
以下では、具体的なシミュレーションをしてみました。
年収1,300万円の世帯:月々の消費支出とローン返済額
用 途 分 類 | 年収1,250~1,500万 ※9世帯の平均値 |
---|---|
食料 | 136,867円 |
光熱・水道 | 26,474円 |
家具・家事用品 | 20,932円 |
被服及び履物 | 16,947円 |
保健医療 | 17,389円 |
交通・通信 | 57,726円 |
教育 | 99,245円 |
教養娯楽 | 56,930円 |
その他の消費支出 | 64,353円 |
消費支出合計 | 496,863円 |
※見込 | 手取り収入770,000円 |
残り | 273,137円 |
各世帯の消費支出は、ライフスタイルや地域によって異なりますが、平均的な数値とご家庭の支出を比べてみましょう。35年ローンで8,000万円の借入をした場合、月々の返済額は以下のようになります。
- 211,223円:金利0.6%
- 244,947円:金利1.5%
- 265,010円:金利2%
総務省統計局の統計データから算出すると、手取り収入から消費支出を差し引くと約27万円となるため、住宅ローン返済をして約0万円~最大で約6万円程度の手残りが出る計算になります。
ただし、上記の総務省統計局の統計データでは、教育費の平均値は子供2人で約10万円となっています。一方で文部科学省の調査結果(令和5年度 子供の学習費調査)では、私立の学校に行く場合は教育費の水準がさらに高くなります。
文部科学省の調査結果もチェックしておきましょう。
教育費のリアルな目安
文部科学省の調査(令和5年度 子供の学習費調査)を基に、教育費の年額と月額の目安を見てみましょう。
学校種別 | 年間の学習費総額 (一人当たり) | 月額の目安 |
公立幼稚園 | 約18.4万円 | 約1.5万円 |
公立小学校 | 約33.6万円 | 約2.8万円 |
公立中学校 | 約54.2万円 | 約4.5万円 |
公立高校 | 約59.8万円 | 約5.0万円 |
私立幼稚園 | 約34.7万円 | 約2.9万円 |
私立小学校 | 約182.8万円 | 約15.2万円 |
私立中学校 | 約156.0万円 | 約13.0万円 |
私立高校 | 約103.0万円 | 約8.6万円 |
※子供1人の学校教育及び学校外活動のための支出
学習費には、学校教育費、給食費、学校外活動費(塾など)が含まれています。
この調査結果は、子供1人に対する学習費です。例えば、私立幼稚園に1人、私立小学校に1人の場合は、月々に約18万円の負担となるため、総務省統計局の統計データの平均値である約10万円と比べると約8万円が増える計算になります。
教育費が約10万円増加したケースで考えてみると、ローン返済後の手残りは約4.5万円~8.5万円くらいの手残りになります。
ご家庭の消費支出によっては、手取り金額がおよそ77万円だとしても支出が収入を上回る計算となり、どちらにしてもそれほど大きな余裕は生まれない計算になります。このように、月々の支出や子供にかける教育費により、ローン返済の負担感は大きく異なります。
ライフスタイルと教育方針を反映した将来設計を
年収1,300万円という数字はあくまでも目安であり、すべての家庭に当てはまるわけではありません。どのような教育を子供に受けさせたいか、どのような暮らしをしたいかといった、個々のライフプランによって、必要な費用は大きく変わってきます。
- 習い事に熱心で、複数の塾やスポーツ教室に通わせたい
- 子供は私立の学校に進学させたい
- 家族での旅行や趣味にお金をかけたい
上記のようなご家庭では、年収1,300万円でも家計が厳しくなる可能性があります。住宅ローンと教育費の両立を考える際には、まず家族で将来設計についてしっかりと話し合い、家庭にとって「理想の暮らし」とは何かを具体的に考えてみることが大切です。
その上で、児童手当をすべて貯蓄に回したり、NISAなどの資産形成を始めたりと、計画的に資金を準備していくことが成功への鍵となります。一度、ご自身の家計状況を具体的にシミュレーションしてみましょう。
8000万円の住宅ローン返済はきつい?


「住宅ローン返済が苦しい…」そう感じる理由は、シンプルに言ってしまえば「借りすぎ」ているからかもしれません。住宅価格が高騰している今、多くの人が直面する問題です。
また、将来的なライフプランや支出の「計画が不十分」という点も考えられます。しかし、将来のことを正確に把握することや、予定通りに進めることは難しいことです。住宅ローンの返済が「きつい」と感じてネガティブな感情にならないためには、より余裕を持った返済計画を立てることが重要です。
ローンの負担を軽くするために現実的にできることは、以下の3つの選択肢しかありません。
収入を増やす
- 転職して購入時期を見直す
- 副業を始める
- 共働きをする
支出を減らす
- 固定費の削減と見直し(スマホ・インターネット・光熱費・食費・趣味・娯楽・自動車)
予算を下げる
- 土地の予算を下げる(エリアの変更や土地の大きさ)
- 家づくりを再検討する(建物規模や住宅会社の変更)
- 注文住宅から建売住宅に変更する
- 新築から中古に変更する
簡単にできる対策
- ハウスメーカーは必ず複数を比較する(価格交渉)
- 住宅ローンは必ず好条件の金融機関を選択(金利や団信の比較)
- 火災保険は必ず複数を比較する(保障内容と保険料の比較)
「選択肢が多くなると迷ってしまう!」「時間がかかる!」と思う方もいるかも知れませんが、明確に優先順位や基準を決めることで効率的に比較ができます。
特に、住宅ローンや火災保険では、「同じ借入金額なのに金利が違う!」「同じ保障内容なのに保険料が高い!」ということが起こります。
マイホームの購入は、人生に一度の一大イベントです。後悔や失敗をしないように適切な予算を組み、しっかりと比較して慎重な判断をするようにしましょう。


まとめ:8000万円の家を買うために必要なポイントを整理


8,000万円の家を購入するために、必要な年収の目安を以下にまとめました。
片働き世帯(35年ローン)
- 年収1,300万円以上が理想的
共働き世帯(35年ローン)
- 世帯年収1,300万円以上が理想的
- 主債務者の年収1,000万円以上が理想的
8,000万円の住宅購入は、全国平均を大きく上回る高額な住宅ローンとなります。大切なのは、生活水準や将来的な教育費を考慮しながら、各家庭のライフプランに合わせた予算を組むことです。
また、以下のポイントを押さえて、無理のない返済計画を立てるように意識しましょう。
8,000万円の家を購入するためのポイント
- 余裕を持った返済計画を立てる
- 住宅の維持費を把握する
- 子育て費用の目安を把握する
- 共働き世帯は世帯年収が下がる可能性を考慮する
- 35年超えの住宅ローンは繰上げ返済を計画する
- 金利の上昇も視野に入れる
- 住宅ローンは必ず比較する
- 住宅メーカーは必ず把握する
家づくりの予算設定は、将来的な出費を把握することからはじめて、無理のない月々の返済金額を設定しましょう。次に、金利タイプや借入期間を考慮しながら、月々の返済金額でどのくらいの借入が可能なのか把握します。
まずは、無理のない予算内で実現可能な住宅の選択肢を揃えて、検討をはじめることが大切です。2020年以降は、住宅の価格が高騰しています。予算を大きく超える住宅を見学すると理想が高くなり、「無理な予算設定」や「住宅購入の満足度低下」に繋がりやすくなります。
また、住宅メーカーや金融機関は、予算に合わせてできるだけ多く比較検討して判断しましょう。複数を比較することで、潜在的なニーズやデメリットに気付くことも多く、後悔や失敗を防ぐことができます。
LIFULL HOME'S
家計に無理のない返済計画を立てることで、安心してマイホームを手に入れることができます。将来の不確定なリスクを見越して、余裕を持った計画を立てることが大切です。




返済金額を抑える大きなポイント


地盤の強い土地を選ぶ
住宅を建築する際、地盤が弱い土地を選ぶと、地盤改良工事が必要になる場合があります。この工事は地域や工法によりますが、一般的に50万円~200万円以上の費用がかかることもあります。
土地選びでは予算などの制約があるかもしれませんが、できるだけ地盤が強い土地を選ぶことが重要です。



地盤の強さについては、建築会社や不動産会社から情報を提供してもらえることが多いので、地盤改良の必要性やその費用も合わせて確認しておきましょう。
土地選びでは、地盤改良費用も見込んで比較することがポイントです!
地盤の調べ方や建築地のエリア選定については、以下の記事でも詳しく解説しておりますので参考にして下さい。
建築費を抑えるポイントを把握する
注文住宅で間取りを決める際、建築費を抑える工夫はいくつかあります。
- 凹凸の少ないシンプルな形状にする
- 総二階建てにする
- 水回りを一箇所にまとめる
- 廊下のスペースを効率よく配置する
- 収納スペースにデッドスペースを活用する
- 屋根の勾配と天井の高さを最適化する
- 標準仕様の範囲内で計画する
- 外構工事は引き渡し後に施工する
- 地盤の良い土地を選択する
- 建築条件付きの土地を選択する
これらのポイントを考慮することで、建築費を削減することが可能です。
詳細については、以下の記事で詳しく解説していますので、そちらもご参照ください。


住宅ローン選びが「もったいない」ことになりがちな理由
同じ価格の住宅でも、選ぶ金融機関によって返済総額が大きく異なります。住宅ローンは高額かつ長期間の返済が必要なため、金利の違いが数十万円から数百万円の差を生むこともあります。
以下の表で金利の違いによる支払い利息の差を確認できます。
借入金額 | 返済期間 | 金利 | 総利息支払い |
---|---|---|---|
3,000万円 | 35年 | 0.8% | 約441万円 |
1% | 約557万円 | ||
4,000万円 | 35年 | 0.8% | 約588万円 |
1% | 約743万円 | ||
5,000万円 | 35年 | 0.8% | 約733万円 |
1% | 約928万円 | ||
6,000万円 | 35年 | 0.8% | 約882万円 |
1% | 約1,114万円 |
金利はわずか0.2%の違いで、100万円~200万円以上の利息を軽減することができます。
土地代や建築費を交渉する人は多いですが、住宅ローンの借入先を複数比較する人は意外と少なく、2~3行程度の比較だけで判断してしまうのが現実です。
その理由は、以下のような不安や手間にあるのではないでしょうか。
- どの金融機関が良いかわからない
- 複数の銀行で審査を依頼するのが面倒
- 審査に通る保証がない
- 審査が終わるまで借入条件がはっきりしない
- 営業マンに任せておけば大丈夫だと思ってしまう
- 考えることが多くてそこまで手が回らない
多くの方が最初に頼りにするのは、ハウスメーカーや不動産会社からの紹介ではないでしょうか。提携している金融機関であれば好条件で借りられるケースもありますが、すべてがそうだとは限りません。
営業担当者は、契約機会を逃すリスクを避けるため、使い慣れた金融機関を優先して紹介することがあります。
これは、審査に落ちたり、希望額より少ない「減額承認」になったりすれば、お客様の購買意欲が下がり、契約が流れてしまう可能性があるからです。その結果、あなたの属性や条件に本当に合う、より好条件なローンが、比較検討の候補から外されてしまう可能性があるのです。
モゲチェックが「損」をなくすシンプルな理由
モゲチェック
「自分はどこの金融機関でも、希望額まで最優遇金利で借りられる」という絶対的な自信がある方以外は、モゲチェックを積極的に利用するメリットがあります。
その最大の理由は、デメリットが一切なく、個人の属性を考慮しながら効率的に比較できることです。
住宅ローン選びは、以下の3つの選択肢から、それぞれ気になる金融機関に審査を依頼し、「最も好条件なローンを選ぶだけ」とシンプルに考えるべきです。
- ハウスメーカーや不動産会社から紹介された金融機関
- ご自身で見つけた金融機関
- モゲチェックと提携している金融機関
モゲチェックは、このプロセスを効率的に進めるための、まさに理想のツールです。20行以上の主要金融機関と提携しているため、ご自身で探す手間を省き、複数の選択肢をまとめて比較できます。これにより、なんとなく諦めていた選択肢や、好条件のローンを見逃す可能性がぐっと減ります。


モゲチェックでできること
モゲチェック
住宅ローン診断ユーザー限定の優遇金利がある
モゲチェックに登録すると、通常よりも有利な限定金利を利用できる金融機関もあります。
※各銀行の審査の結果、優遇金利を利用できない場合もあります。
返済シミュレーションを手軽にできる
月々の返済額や総返済額、借り換えの節約効果などを簡単にシミュレーションできます。
相性の良い金融機関を提案してくれる
あなたの登録内容に基づき、最適な金融機関を提案してくれます。さらに、各社の審査通過確率も表示してくれます。
登録した情報で事前審査ができる
一度登録した情報で複数の金融機関に事前審査を依頼できるため、無駄な手続きを大幅に削減できます。
気軽に相談できる
金利や団信、審査のポイントなど、住宅ローンに関する疑問や不安をチャットで専門家に相談できます。
新機能の「モゲチェックプレ審査」
特定の金融機関に特化した機能で、審査に通過する可能性が極めて高い場合に「プレ審査承認」の表示がされます。現在はPayPay銀行が対象ですが、今後対象範囲は拡大予定です。
もちろん、最終的にどのローンを選ぶかは、あなたが納得して決めることが一番大切です。
モゲチェックは、審査通過の確率を把握しながら、比較や事前審査の依頼が簡単に行える点が魅力的です。
マイホームの購入を検討している方は、ぜひモゲチェックを活用して、最適な住宅ローンを見つけてください。
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ハウスメーカーは必ず比較して決めよう!


ハウスメーカー選びは、複数の会社を比較することで、それぞれのメリット・デメリットに気が付き易くなります。さまざまな営業マンから提案を受けることで、あらたな考え方や気付きが与えらえることもあります。
マイホーム計画で後悔する理由はさまざまですが、後悔する原因は、「知らなかった」「気付かなかった」の2つです。
マイホーム計画を成功させるために、効率的にハウスメーカーを比較して、後悔のない計画を進めていきましょう。
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サポート体制 (断り代行など) | なし | なし | あり | あり | あり | あり | なし | あり |
提携業者数 | 未公表 | 約700件 | 未公表 | 約200件 | 約300件 | 未公表 | 約1100件 | 190件以上 |
総合 カタログ | あり | あり | あり | あり | あり | |||
間取り集 カタログ | による | メーカーによる | メーカーによる | メーカーによる | メーカーによる | メーカー|||
事前の 間取プラン提案 | なし | なし | なし | あり | ※メーカーによる | ありなし | ||
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