マイホーム建築の鍵!【家の広さを決めるポイントと注意点】

建物の広さや規模を把握することで、土地選びの準備が整います。
土地の広さは、建物の規模や必要な駐車場、物置の設置、庭や家庭菜園のスペースなど、そして土地の用途地域による建築制限など、さまざまな要素に応じて異なります。

さらに、建物の規模や形状は、建築費の観点から見ると建物の広さだけでなく、1階と2階のバランスや建物の形状によっても変化します。

この記事では、建物の広さや規模を決定する上でのポイントと注意点について詳しく解説します。

目次

戸建ての一般的な広さとは?

建物の広さは一般的に28坪から40坪程度で、3LDKから4LDKの間取りが一般的ですが、住宅の広さや間取りは個々の要望に大きく左右されます。 家族構成に応じて必要な部屋数が異なるほか、建築する地域によっても広さに対する感覚が変わります。 都心部では土地の価格が高騰しており、一般的に土地や建物の広さは狭めの傾向があります。逆に郊外では土地の価格が比較的低いため、土地も建物も広く取る傾向があります。

まずは、ご希望の地域の特徴を理解した上で、様々な間取りのプランを参考にして、自身の要望を整理していくことが重要です。

以下の記事では、【土地エリアを決めるときの注意点】を解説していますので、参考にして下さい。

間取りのプラン集でイメージして要望を整理しよう!

最初に自分の要望を整理していくには、さまざまな間取りのプラン案を参考にして、ベストなバランスを見つける必要があります。現代では、インターネットで検索すれば建物の広さや土地の向きによって異なる間取りを検索することが出来ます。

以下では、家の広さと間取りを考えるポイントと注意点を解説していきます。

家の広さと間取りを考えるポイント

間取りは土地の向きによって大きく異なる

マイホームの間取りプランは、土地の入り口の位置によって大きく変わってきます。
具体的には、土地の入口が南側にある場合と北側にある場合で間取りに大きな違いが生じます。
間取りプランには、大きく分けると南入りプラン北入りプランと分類することができます。

また、東側や西側の入り口の場合は、南入りや北入りのプランの建物配置を90度回転させることや間取り図を左右反転させることで、土地に合わせた調整が容易になることが多いでしょう。

北側の入り口のプランを南側にアレンジしようとしても、ほとんど元の原型が保たれなくなってしまいます。

土地への入り口の位置は、建物内の玄関の位置に制限を与えてしまいます。
このため、リビングの配置や水回りへのアクセスなど、間取り全体が大きく影響を受けます。

ただし、土地を探す際には、あまり入り口の位置にこだわりすぎると選択肢が制限される可能性があるので、注意が必要です。自身の希望や優先順位と、検討中の土地エリアの情報量に基づいて柔軟に考えることが重要です。

必要な部屋数と収納量を把握する

必要な部屋数を決めるのは、ほとんどの場合が容易に決めることができるでしょう。一般的にはリビング、寝室、必要に応じた子供部屋が必要です。その他にも、客間や和室、書斎や仕事部屋、大型収納も必要になる場合があります。
また、子供たちの勉強や遊び、自分自身の趣味などに利用できるフリースペースもあれば快適です。いろいろな間取り図を参考にして、実際の長期的な生活を想像してみましょう。理想的な間取り事例から良い要素を組み合わせて、調整する作業が効率的です。

子供部屋の数が確定できない場合

子供部屋の数は悩ましい要素の一つです。お子さんの人数が確定している場合もあれば、将来の状況によって不確定な場合もあります。結局、後から子供が増えてしまい、増築を考えることになる方もいらっしゃいます。
そのようなケースに対処するための例を以下に示します。

対処法の1つとして、寝室や子供部屋を広く確保しておいて後から分割する方法があります。
最低でも10帖以上、できれば12帖以上の広さが必要です。また、部屋を分割できる構造にしておく必要があります。以下にポイントを挙げておきます。

  • 分割を想定した窓や換気設備の設置
  • 分割を想定した収納スペースの設置
  • 分割を想定した入口ドア設置やドアスペースの確保
  • 分割を想定した暖房や冷房などの設備
  • 分割を想定したコンセントや照明の配置
元営業マン

将来的に部屋を分割する可能性がある場合、入口にドアを設置しておくと更に良いでしょう。壁を造作するだけの状態にしておくのが費用的にも最善です

部屋を広く確保しておくだけでは、後のリフォーム工事費用に大きな差が出てきますので注意が必要です。

建物以外の必要スペースを把握する

建物の規模が大体決まったら、次は駐車場や外構工事に必要なスペースを考えましょう。
一般的によく考慮される項目を以下にご紹介します。

  • 駐車場のスペース
  • 駐輪場のスペース
  • 物置の配置スペース
  • 庭や家庭菜園のスペース
  • 子供たちの遊びスペース

これらは多くの方が検討される一般的なスペースです。

毒舌な主婦

駐車場のスペースって、何坪なのよ?

元営業マン

駐車場のスペースは一般的に、5m×2.5mのスペースを確保しておくと良いでしょう。
下記に坪数の計算方法を紹介致します。

【式】 ㎡ × 0.3025 = 坪数

駐車場の例 5m × 2.5m = 7.5㎡ となりますので、7.5㎡ × 0.3025 = 約2.27坪となります。

さらに、建物の配置によっては、敷地内の通路が必要になることや、隣地や前面道路からの距離を考慮する必要があります。また、日当たりや隣地の建物の位置によっては、建物が基準内に収まっていても余分な距離をとる必要がある場合もあります。これらの建築制限は、地域や用途地域によって異なるため、土地を選ぶ際には注意が必要です。また、建物の高さによっても変わってくるので、慎重に検討しましょう。

用途地域や建築制限については、以下の記事でも解説していますので参考にして下さい。

家の広さと間取りを考える注意点

1階と2階のバランスを考慮する

注文住宅の場合、法的な基準を満たせば、ある程度は自由に間取りを作ることができます。ただし、同じ延べ床面積でも、1階と2階のバランスによって施工金額が変わってきます。極端に例えば、1階と2階の面積が同じで、総二階建ての建物が最も割安です。具体的な例を挙げましょう。

例えば、30坪の2階建ての自宅を建設する場合で下記の表で考えてみます。

各項目建物A建物B
1階部分の面積20坪15坪
2階部分の面積10坪15坪
屋根の面積10坪15坪
基礎の面積20坪15坪
地盤改良工事の面積20坪15坪

上記の表を見ると、建物Aと建物Bを比較すると建物Aは基礎が大きくなるため、材料費や施工費用が増えることが分かります。「平屋は高い」と聞いたことがあるかもしれませんが、同じ理由があります。
さらに細かい部分を見ると、工事の過程で基礎部分を掘る必要があり、その残土処理費用も増えますし、地盤改良工事も必要な場合は費用がさらに増えるでしょう。

一方、建物Bのような総二階建ての建物では、外観のデザインが単調に見えてしまうというデメリットもあります。デザインについては、それぞれの個人的な意見もあるでしょうが、そのように感じてまう人も少なくありません。
実際に何度も調整しながらやっと間取りが完成したと思ったら、「外観パースが全然しっくりこない」ということもあります。上下のバランスと外観のイメージを意識しながら、個々の優先順位に合わせて計画を進めることが重要です。

元営業マン

1階部分の屋根を作る場合、2階の窓から侵入されるリスクが上がるため、防犯面に注意して設計しましょう。
建物が密集している狭小地や人目が届きにくい位置には余計に注意が必要です。
窓の位置やタラップ(屋上に上るためのはしご)の位置に配慮しましょう。

建物の形状を考慮する

1階と2階のバランスと同様に、建物の形状も建築費用にわずかな差をもたらします。ここでの形状とは、外壁の角の数を指します。

例えば、正方形や長方形の建物では角が4つになりますが、L字型の建物では角が5つになります。建物の角には必ず柱が必要であり、角に合わせた金物の設置など手間もかかります。また、外壁部材においても角専用の部材が必要であり、材料費と施工の手間が増えます。1階と2階のバランスほど気にかける必要はありませんが、この知識は持っておいた方が良いでしょう。

また、外観のデザインにおいては、角が4つの建物よりも、L字型の建物や部分的な凹凸がある方がアクセントとなり、魅力的に見えると感じる方が多いでしょう。

建物規模をイメージして土地と施工会社を探しましょう

建物の規模をある程度に決めることができたら、ご希望の土地エリアの建蔽率や容積率を確認し、最低限必要な土地の広さを考えましょう。

例えば、1階部分の建築面積を20坪と想定する場合、建蔽率40%のエリアでは最低でも50坪の土地が必要になります。さらに、考えている外構スペースも合計に加えて50坪の土地が十分なのか、それとも不足しているのかを基準に考えると良いでしょう。

次は土地探しと施工会社の選定を進めましょう。
土地の形状や周辺環境については、以下の記事でも詳しく解説していますので参考にして下さい。

マイホーム計画で土地を購入する場合、急に理想の土地情報が出てきたとしても、施工会社が決まっていないと話を進めることができず、急いで施工会社を決める必要が出てきます。以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

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