ARUHI(アルヒ)住宅ローンはやばい?不安の真相を忖度なく解説!

インターネットでアルヒ住宅ローンを検索すると、「アルヒ 住宅ローン やばい」と再検索ワードが表示されることがあります。住宅ローンを検討している人にとっては、とても不安なワードで関心も強いことだと思います。

しかし、結論から言うと、アルヒの住宅ローンそのものが「やばい」わけではありません。誤解を生む背景には、過去の「投資用不動産の不正融資疑惑」と「フラット35の融資金不正詐取」の2つがあります。

この記事では、そうした噂の真相を事実に基づいて解説しつつ、実際の商品の特徴メリットデメリット、そしてアルヒが向いている人向いていない人まで詳しく紹介します。

この記事では、主に以下の点について解説しています。
  • アルヒ住宅ローンが「やばい」と噂される2つの理由とは?
  • アルヒ住宅ローンの基本情報・特徴・審査基準
  • アルヒ住宅ローンの評判は?
  • アルヒ住宅ローン:失敗や後悔を防ぐポイント
  • アルヒ住宅ローンが向いている人・向いていない人
  • アルヒ:住宅ローン審査の流れ
  • まとめ|アルヒ住宅ローンは「やばくない」けれど注意点もある

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目次

アルヒ住宅ローンが「やばい」と噂される2つの理由とは?

理由①|投資用マンションへの不正融資疑惑(2020年報道)

アルヒが「やばい」と言われるようになった最初のきっかけは、2020年に東洋経済オンラインが報じた投資用物件への不正融資疑惑です。

フランチャイズ店舗の役職員が、「投資用マンションローン」に関する融資資料の改ざんやその指示など、不適切行為を行ったとする疑いがある旨の報道がなされました。

引用元:東洋経済オンライン

この報道では、アルヒがこうした融資に関与していたとされ、「審査が甘いのではないか」「故意に黙認していたのではないか」と疑念の声が上がりました。

しかし、この問題については、2025年に以下のような進展があります。

訴訟に発展 → 控訴棄却で決着(2025年)

この問題は、実際にアルヒに対して訴訟が起こる事態に発展しましたが、2025年3月に東京高等裁判所が控訴を棄却し、アルヒ側の責任は否定されました。(SBIアルヒ株式会社:訴訟の判決に関するお知らせ

判決では、「アルヒに対する説明義務違反」「故意による不正融資の関与」といった主張はいずれも認められず、原告側の請求は退けられています。

つまり、アルヒが違法行為に関与していた事実はなく、法的にも潔白であることが証明されたかたちです。

理由②|社内調査でフラット35の融資金不正詐取が発覚(2024年)

2024年には、2020年に行われた融資に関して、もう一つの問題が浮上しました。

2020年7月、無職の男が勤務先を偽装して住宅ローン「フラット35」の融資金を詐取した事案です。共謀したSBIアルヒ代理店元社員の男や、不動産仲介会社社員の男など、関係者5人が逮捕されました。

引用元:読売新聞オンライン

この事案は、偽造した在籍証明書や健康保険証を使い、アルヒ側から融資金をだまし取った疑いで、SBIアルヒ株式会社の社内調査により発覚し、被害届を提出したものです

SBIアルヒ株式会社からも、以下のように公式発表されています。
フラット35の融資金不正詐取事案を巡る報道について

総括|過去に問題はあったが「やばい」と決めつけるのは早計

確かに、アルヒは過去に2つの問題で世間の注目を浴びました。「アルヒがやばい」という評判に不安を感じる人もいるかもしれませんが、現実には以下のように捉えることが大切です。

  • 報道の内容はチェックすべきだが、事実と印象は分けて考える
  • 不正利用は一部の顧客や営業現場で発生したもので、ローン契約全体の正当性には影響しない
  • 不安がある場合は、他社と比較しながら納得できる選択をする

一連の報道に対する最大の問題点は、「金融機関をだまして住宅ローンを利用しようとする人」と「不正に加担する一部の協力者がいた」という2点です。

住宅ローンの審査は、金融機関や属性により借入可能な金額は異なります。大切なのは、「いくら借入できるか?」ではなく、「無理なく返済できる金額はいくらか?」です。

つまり、ご家庭のライフプランを考慮しながら、適切な返済計画を立てればアルヒの住宅ローン商品そのものに問題はありません。

アルヒは2010年から、フラット35の実行件数シェアが15年連続No1で、住宅ローンの取り扱い実績が豊富です。過去の報道が気になる方も、冷静に情報を整理して判断すれば、有力な選択肢の一つになるでしょう。

アルヒ住宅ローンの基本情報・特徴・審査基準

アルヒは、全国を対象とした住宅ローン専用の金融機関で、フラット35の実行件数シェア15年連続No1です。

ARUHIスーパーフラットは、フラット35を用いたARUHI独自の住宅ローンで、ARUHIフラット35よりも低金利で利用することができます。ほかにも、フラット50や変動金利に対応したARUHIオリジナル住宅ローン商品を取り扱っています。

アルヒ住宅ローンの基本情報

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金利タイプ固定金利or変動金利
借入形態単独ローン
連帯債務
ペアローン
最長50年
繰り上げ返済
一部
インターネット手続き:無料
窓口の期間短縮型:11,000円(税込)
窓口の返済額軽減型:33,000円(税込)
繰り上げ返済
全額
55,000円(税込)
融資金額100万円以上8000万円以内
(フラット)
外部提携
サービス
 
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主力商品は「ARUHIスーパーフラット」と「フラット35」

アルヒの主力商品は、住宅金融支援機構と提携した【ARUHIフラット35】と、さらに金利を抑えた【ARUHIスーパーフラット】です。どちらも「全期間固定金利型」の住宅ローンで、借入当初から完済まで金利が変わらないのが最大の特徴です。

これにより「将来の金利上昇が不安」という方でも、長期にわたって返済額が一定で安心して返済計画を立てることができます。

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商品名返済期間金利タイプ融資比率頭金の必要性連生団信主な特徴
ARUHIスーパーフラット最長35年固定金利
金利はこちら
9割以下
※5割以下は最大優遇金利
必要連生団信
(+0.28%)
連生がん団信
(+0.58%)
最長35年で融資比率により金利が異なる
ARUHIフラット35最長50年固定金利
金利はこちら
基本:9割以下
※フラットαは10割融資に対応
10割融資に対応デュエット:ペア連生団信
(+0.18%)
最長50年で借入期間や団信の有無により金利が異なる

ARUHIスーパーフラットは、一定の自己資金(頭金)を出すことで、通常のフラット35よりも金利をさらに引き下げることが可能です。堅実な資金計画が立てられる人には魅力的な選択肢となっています。

ARUHIのフラットは、借入金額借入期間団信の有無により金利条件が細かく設定されていて、フラットの中ではトップクラスに低水準の金利です。

連帯債務や連生団信に対応

アルヒの住宅ローンは、連帯債務・連生団信に対応しています。連生団信は、夫婦どちらか一方に万が一の事態が起こった場合、住宅ローンの残高が0円になります。

アルヒの審査基準は厳しい?甘い?

アルヒの住宅ローン審査は、基本的にフラット35の基準に準拠しています。つまり、年収に対する返済負担率(返済比率)や、借入可能額などが明確に定められており、他行の変動金利型に比べて「審査が通りやすい」と感じる人も少なくありません。

アルヒの審査基準

アルヒの「スーパーフラット」「フラット35」の共通する申込要件は以下になります。

アルヒ住宅ローン:申込要件
  • 申込時の年齢が満70歳未満の方。(親子リレー返済をご利用の場合は、満70歳以上の方も申し込み可)
  • 日本国籍の方、永住許可を受けている方または特別永住者の方。
  • すべての借り入れに関して、年収に占める年間合計返済額の割合(=総返済負担率)が基準を満たす方。(収入を合算できる場合も有)

スーパーフラットの8割越え融資は、返済負担率が低く設定されています。

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ローン商品返済負担率融資割合補足・注意事項
スーパーフラット
(融資8割以下)
400万円未満:30%
400万円以上:35%
9割最長35年
連帯債務可:合算100%
スーパーフラット
(融資8割超え)
一律:20%9割最長35年
連帯債務可:合算100%
フラット20400万円未満:30%
400万円以上:35%
最大10割最長20年
連帯債務可:合算100%
フラット35400万円未満:30%
400万円以上:35%
最大10割最長35年
連帯債務可:合算100%
フラット50400万円未満:30%
400万円以上:35%
9割最長50年
連帯債務可:合算100%

長期優良住宅に適合していること
【フラット35】の対象となる住宅・技術基準はこちら

ARUHIスーパーフラットは、フラット35を用いたARUHI独自の住宅ローンです。融資8割越えの審査基準は、フラット35と比較して審査が厳しくなる点を把握しておきましょう。

また、35年以上の借入は、長期優良住宅に適合している必要があります。

メガバンクやネット銀行の変動金利と比較すると、固定金利のため金利はやや高めでも「安心感」を重視したい人に向いています。

アルヒ住宅ローンの評判は?

アルヒは、冒頭で解説したようなネガティブな話題もありましたが、口コミサイトのみん評では高評価をしている利用者が多いです。

担当者の対応が丁寧!安心して利用できます

子供の小学校入学を機に、念願のマイホームを購入することになりました。購入にあたって、数ある住宅ローンのなかから選んだのが、アルヒです。
初めて住宅ローンを組むことへの不安もありましたが、チャットを利用して相談できたのが良かったです。担当者の方の対応が適切で、ひとつひとつ疑問点が解消され、最終的に我が家にぴったり合うプランが無事に見つかりました。いざプランを決めると、思っていた以上に早く審査結果の通知が届き、手続きもスムーズでした。住宅ローンと併せて専用の火災保険にも加入したので、新しい住まいで安心して暮らし始めることができ、本当に嬉しく思っています。

引用元:みん評(ARUHI(アルヒ)の口コミ・評判)

お得なローンが組めました

住宅購入を機にローンを組むことにしたのですが、どこの会社が良いか分からず迷っていました。そこで不動産会社が紹介してくれたローンを組もうと思っていた矢先、ネットで住宅ローン専門のARUHIを発見。フラット35は他のローン会社よりも金利が安く、融資のスピードも速いとのことで魅力を感じてさっそく相談することにしたのです。

担当者の方はとても親切で、返済方法や金利、元金など複雑なことも分かりやすく説明してくれたのでとても安心感がありました。さらに頭金の支払額に比例して金利が安くなることも教えてもらい、私の希望にピッタリだったので利用しました。充分にヒアリングしてもらったおかげで一番お得な住宅ローンを利用できて大変満足です。

引用元:みん評(ARUHI(アルヒ)の口コミ・評判)

親身になって相談に乗ってくれました

住宅購入の際に金利の低いローンを探していて見つけました。金利の低さが売りですが、相談できるスタッフがいるのが良かったです。ローンやお金のことは自分で調べるのにも限界があり、専門知識がある詳しい方に相談できるのが安心しました。ローンは組んで終わりではなく、ライフステージが変わる時には、借り換えなどの見直しが必要だと教えてもらい目から鱗が落ちました。ここのローンなら借り換えする必要もなさそうですが、固定費の見直しは重要だと感じました。ちょっとした質問でも返信が早く安心感がありました。

引用元:みん評(ARUHI(アルヒ)の口コミ・評判)

アルヒ住宅ローンの評判を、以下にまとめました。

  • 担当者が親切、丁寧、適切な対応
  • ローン審査が早い
  • 手続きがスムーズ
  • フラット35なら他行よりも金利が安い

アルヒの住宅ローンは、上記のような高評価があります。固定金利で安心感を重視するなら、アルヒの住宅ローンを検討する価値があります。

アルヒ住宅ローン:失敗や後悔を防ぐポイント

アルヒ住宅ローンは、固定金利の安心感や手続きのしやすさなどで多くの支持を集めていますが、一方でデメリットと感じてしまう点も存在します。ここでは、アルヒ住宅ローン3つのデメリットについて解説します。

アルヒ住宅ローンのデメリット3選

事務手数料が高め

アルヒに限らず、フラットは借入金額に応じた「定率型」の事務手数料が設定されており、2.2%(税込)の事務手数料がかかります。たとえば3,000万円を借りると66万円ほどの手数料がかかるため、他行の「定額型」に比べると割高に感じる人もいます。

スーパーフラットは頭金が必要

スーパーフラットは、最大で9割以内の融資となり、融資割合により金利が細かく設定されています。利用には一定の自己資金(頭金)が求められるため、貯蓄に余裕がないと利用が難しいのが現実です。

変動金利商品は他社より不利な場合も

アルヒの強みはあくまで「全期間固定型」にあり、変動金利の商品は他行と比較して競争力が高いとは言えません。
ARUHIオリジナルの住宅ローン(SBI信用保証)

たとえば楽天銀行や住信SBIネット銀行のようなネット銀行と比べると、変動金利の低さや柔軟さにはやや劣る面があります。

アルヒ住宅ローンが向いている人・向いていない人

住宅ローンは人生でも大きな選択のひとつです。アルヒ住宅ローンがどんな人に向いているのか、逆にどんな人には合わないのかを事前に理解しておくことで、後悔のない選択ができます。

向いている人

  • 固定金利で将来の金利変動を避けたい人
    アルヒの主力商品である「ARUHIスーパーフラット」や「フラット35」は、全期間固定金利型のローンです。将来の金利上昇リスクを回避し、長期間にわたって返済額を一定に保ちたい方に向いています。特に、収入が安定している家庭や、長期的な資金計画を重視する方には大きなメリットがあります。
  • 自己資金の多い人
    「ARUHIスーパーフラット」は、融資割合によって金利優遇が適用されます。自己資金が多いほど、好条件の固定金利で借入することが可能です。
  • フラット35の技術基準を満たした住宅を建てる人
    アルヒの主力商品は「フラット35」を活用しているため、対象となる住宅は一定の技術基準を満たしている必要があります。長期優良住宅や省エネ性能の高い住宅など、質の高い住まいを建てようとしている人にとっては、非常に相性のよいローンといえます。

向いていない人

  • 頭金なしで借りたい人
    「ARUHIスーパーフラット」は、住宅価格の9割までしか借入できない商品です。そのため、頭金が用意できない人や、自己資金が少ない人には不向きです。フルローンを希望する場合は、「ARUHIフラット35」や他行のローンも含めて検討が必要です。
  • 柔軟な金利変更を望む人(変動型向き)
    市場金利の動向に合わせて返済額を柔軟に調整したいという人には、固定金利型は不向きです。特に、短期間での返済を予定している場合や、金利が下がる局面では、変動金利型の方がメリットが大きい可能性があります。
  • 金利や事務手数料を徹底的に抑えたい人
    アルヒのフラット系住宅ローンは、金利水準自体は競争力がある一方で、事務手数料は2.2%かかります。初期費用を少しでも抑えたい方や、とにかく「コスト重視」でローンを選びたい方には、ネット銀行など他行のローンの方が適しているケースもあります。

アルヒ:住宅ローン審査の流れ

アルヒの住宅ローン事前審査は、Webまたは店舗で申し込むことができます。また、住宅ローン診断の「モゲチェック」と提携しており、手続きや審査通過確率を把握することも可能です。

住宅ローンの「融資条件」は、審査基準や借入希望額、そして申込者の属性により大きく異なります。金融機関との相性を考慮しながら、しっかりと比較して判断するようにしましょう。

審査に必要な書類と所要時間

仮審査では、以下のように基本的な書類を提出する必要があります。

  • 本人確認書類(運転免許証・健康保険証・パスポートなど)
  • 年収を証明する書類(源泉徴収票・確定申告書など)
  • 購入予定物件の資料(販売チラシ・物件図面・見積書など)

アルヒの事前審査:必要書類・申込書はこちら

アルヒの仮審査は通常で1~2営業日程度が目安、本審査は通常1週間〜2週間程度です。申し込み状況や物件の種類によって前後するため、余裕を持ったスケジュールを心がけましょう。

他行で断られた人がアルヒで通る理由

アルヒの住宅ローンは、公的なフラット35を用いたローン商品が主力です。民間の住宅ローンと比較して、審査の難易度は低めに設定されています。

住宅金融支援機構は公的な住宅ローンとして、民間が貸しにくい方(勤続年数が短い・健康上の理由など)への貸し出しを積極的に行っています。

まとめ|アルヒ住宅ローンは「やばくない」けれど注意点もある

「アルヒ住宅ローンはやばい」とのネガティブな評価は、過去の報道に端を発したものであり、現在の住宅ローン商品自体の品質や信頼性とは直接関係がありません

実際には、固定金利型で将来の金利上昇リスクを避けられる手厚い団信を付帯できるなど、多くのメリットを持った住宅ローンです。

ただし、事務手数料が高めだったり、頭金が必要な商品があったりと、条件によっては合わないケースもあるのが事実です。

結局のところ、住宅ローン選びで最も大切なのは、「自分のライフプランに合っているかどうか」です。その視点を忘れずに、冷静に比較・検討することで、失敗のない住宅ローン選びが可能になります。

不安をクリアにしたうえで、他社としっかり比較検討し、自分に合った住宅ローンを選びましょう。

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