マイホーム土地探しに疲れた時の対策【元営業マンが解説】

マイホーム計画において、土地探しは非常に重要な過程であり、時には時間と根気を要する作業となります。

忙しい仕事や家事育児の合間に時間を作り土地探しをしている中で、「狙っていた土地を取られた….」「すでに申し込みが入っていた….」「土地は気に入ったが希望の建物が建たない….」「予算がどうしても合わない….」など、土地探しのモチベーションを保つことが難しくなる瞬間もあります。

疲れ果ててしまい、一時的に計画を中止してしまう人が存在するのも事実です。そんな時に大切なのは、以下の2点のポイントです。

土地探しのポイント!

  • 営業担当者との関係性
  • 土地探しの窓口を広げる

「担当者との関係性で土地が変わるのか?」と疑問に思ったかも知れませんが、私のこれまでの経験からとても大切だと感じています。営業担当者との良好な関係性を意識して、土地探しの窓口を広げることで、理想の土地に近づくことができるかもしれません。

この記事では、主に以下の点について詳しく解説しています。
  • 土地が見つからない時に大切な考え方
  • 土地探しの窓口を広げる重要性
  • 具体的な対策方法

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では、地域や価格帯により条件に合う住宅メーカーを簡単に調べることがでます。

  • 条件に合う住宅メーカーを効率的に知ることができる
  • 希望する住宅メーカーだけカタログ請求できる
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自宅からカタログを取り寄せて、検討する住宅メーカーの候補を選びましょう。

目次

土地探しのポイントは営業担当者

土地探しのポイントは営業担当者【イメージ画像】

特に、「条件に合う土地がない」「選択肢が少ない」というケースにおいては、希望条件の見直しや優先順位の入れ替えも大切な判断基準となりますが、営業担当者との関係性もとても大切です。具体的には以下のポイントを大切にしましょう。

営業担当者との良好な関係性

  • 営業担当者を頼る
  • 営業担当者から信頼される
  • 営業担当者から好かれる

なぜ、営業担当者との関係性が重要なのか、それは土地の情報を見つけるためには、営業担当者のモチベーションや行動力に大きく左右されるからです。特に、条件が厳しい中での土地探しでは、時間を掛けて探しても見つかる保証はありません。

不動産業界の営業マンは、忙しく多くのお客様を抱えています。優先順位を付けて、できるだけ時間を無駄にしないように行動します。しかし、難しい状況においても、営業担当者と良好な関係性を築いている場合は、モチベーションを高く行動してくれる営業マンは存在します。

以下では、土地探しにおいて、モチベーションが高い担当者と、低い担当者にどんな行動の違いがあるのか解説します。

モチベーション高い(行動力がある)モチベーションが低い(行動力がない)
業者用の検索システムで探す
同業他社の知人から情報収集する
同業他社に土地情報の有無を問い合わせする
現地で土地を探す
業者用の検索システムで探す

地域性により割合は異なると思いますが、販売されている土地の情報は、約8割以上の情報が業界内で共有されています。共有されている情報を調べるには、不動産業者用の検索システムに条件を入れて検索ボタンを押すだけです。時間で換算すると5分~10分程度の作業になります。

しかし、他の方法で土地を探すとなると、多くの時間を費やすことになります。現地で探すケースでは、最低でも丸1日は掛かってしまいます。営業マンの行動を変えるには、「何とか土地を見つけてあげたい!」と思ってもらうことです。

あなたも、仕事で、誰かのために必死に頑張れた経験はあると思います。しかし、逆に頑張れなかったこともありませんか?

特に、営業職や接客業では、不動産業界に関わらず似たようなことがあることが現実です。営業担当者の立場で考えると、いくら頑張っても契約してくれる保証はありません。難しい条件の人より、簡単で契約確率の高い人を優先することは自然なことです。

もちろん、全ての営業マンが同じように考えるとは限りませんが、営業マンからの印象が良いほど、頑張ってもらえる可能性が高くなることは明確です。

優先順位が高いお客様になりましょう!

予算などを含めた希望条件を妥協できないケースでは、理想の土地を見つけることが難しくなることがあります。

このような場合、建築会社や不動産会社の営業担当者は、契約が難しいお客様を後回しにすることがあります。実際に、営業担当者にとって契約率が低いお客様に時間を費やして、成果が出ないことが営業評価に影響するのです。

「レスポンスが悪すぎる」「連絡が全く来ない」と感じた場合は、あなたの優先順位が低い可能性があります。このような場合は、条件の柔軟化や優先順位の見直し、複数の窓口を利用することが重要です。

さらに、建築会社や不動産会社の営業担当者とできる限り直接対面することをお勧めします。直接会うことのメリットは、あなたの優先順位を高めることにあります。

一番大切なのは営業担当者と対面し、自身の状況をさらけ出して信頼関係を築くことで、厳しい条件であっても、営業担当者が親身に手助けしてくれる可能性が高まります。

私のこれまでの経験からも、困難な条件でもお客様のお役に立ちたいと思ってくれる営業担当者は必ず存在します。

元営業マン

営業マンとは、相性が合う合わないという問題もあります。複数の業者から信頼できる営業マンを探しましょう。

一方で、例えばインターネットからの問い合わせだけでは、大切な未公開情報などを営業担当者が即座に提供するとは限りません。営業担当者の視点から考えると、お客様と面談しなければその後も契約は見込めず、モチベーションは基本的に上がりません。

元営業マン

問い合わせは、メールで何度やり取りをしても、突然連絡が途絶えることもあります。また、そのような問い合わせは珍しい話ではありません。

営業担当者が本当にやる気を出すのは、お客様と直接対面した時からです。もちろん、遠方から来店日が決まっているなどの例外はあります。この現実を受け入れて、信頼できる営業担当者との出会いを探してください。

条件の妥協や優先順位の見直しも大事ですが、それ以前に土地探しの窓口を広げること、営業担当者と良好な関係を築くことが大切です。

土地探しの窓口を広げる重要性

土地探しの窓口を広げる重要性【イメージ画像】

土地の情報は多くの不動産会社やハウスメーカーで共有されていますが、一部の情報は流通していないことも事実です。窓口を広げることで、探してくれる営業マンが増えますので、知らなかった情報に辿り着くことも考えられます。

営業を受けることが面倒だと感じる人が多いのは理解できますが、幅広い窓口を持つことで多くの情報に巡り合える確率が上がりますし、精力的に動いてくれる営業マンに巡り合える可能性も高まります。

特に厳しい条件の場合は、営業マン自身のモチベーションも長続きしません。そのため、「土地を何とか見つけたい!」と考える場合は、営業されることを覚悟して、幅広い窓口を持つことをお勧めします。

また、土地探しだけでなく、住宅メーカーも複数を比較検討することはとても大切です。比較することでメリット・デメリットに気付けることもありますし、複数の営業担当者とやり取りをすることで、色々な提案や考え方を知ることができます。結果的に、後から後悔を招く可能性も下がります。

では、地域や価格帯によって条件に合う住宅メーカーを簡単に調べることができます。さらに、希望する住宅メーカーのカタログを取り寄せることが可能で、事前に比較しながら検討するメーカーを絞り込むことができます。

希望エリアの不動産会社を訪問しよう

希望エリアの不動産会社を訪問しよう【イメージ画像】

探している地域にある不動産会社に問い合わせをして、訪問することを検討してみましょう。

不動産会社は基本的に近隣の情報に詳しい傾向があります。土地所有者の立場からすると、近隣に存在する不動産会社に直接相談に行くこともありますし、近くで管理してもらえる不動産会社があればより安心感も得られます。同時に、不動産会社の立場から考えると、近場にあると営業も掛けやすいし管理も容易いという利点もあります。

さらに、古くからその地域に存在している不動産会社には、知らない情報があるかもしれません。その土地で長い歴史を持つ不動産会社は、地域に対する知識やネットワークが豊富であり、あなたが求める未公開の土地情報を提供してくれる可能性があります。

以下では、地域と関わりが深い不動産会社の特徴を、自身の経験からいくつかご紹介します。

地域と関わりが深いマイナーな不動産会社の特徴

店舗が古く歴史を感じることが多い

建物が古かったり、今風のお洒落な雰囲気は少ない店舗が傾向としては多いでしょう。 また、家族や親戚などの身内で経営しているようなアットホームな印象もあります。

ホームページが古い、または公式のホームページがない場合がある

先代や先々代から不動産会社を代々受け継いでいるような会社で、独自の古い考えが社内に残っていて、あらたな媒体やインターネットの情報などに疎い傾向がある。

宅建業の免許番号が古く、免許の更新回数が多い。

不動産会社の宅建業の免許番号の古さは、その会社の歴史を理解する一つの手がかりとなります。免許の発行にはいくつかの要素が絡んでいます。

まず、複数の都道府県に店舗を構えるような大規模な不動産会社は、国土交通大臣が免許を発行します。逆に、特定の都道府県内で営業している場合、免許の発行はその都道府県知事が行います。

さらに、免許番号のカッコ内の数字は、免許の更新回数を示しています。現在の宅建業者の免許は5年ごとに更新されますが、1996年以前は3年ごとの更新でした。この点を考えると、都道府県知事が発行する免許で、免許の更新回数が多い不動産会社は、その土地で長い歴史を持つ業者である可能性が高いです。

こうした特徴を備える不動産会社は、代々受け継がれてきた家族経営や、地域に密着した事業を展開する会社が多い傾向があります。

実際に、不動産市場の中で目立つ存在ではないかもしれませんが、このような会社が地元の地主との深い繋がりを持つことがあります。

不動産会社は地主との関係性が深いほど、他の不動産会社による案件の取り込みや土地売却の急務性の問題が少なくなります。そのため、案件によっては必要以上に広告宣伝する必要がなく、眠ったような土地の情報を保有しているかもしれません。

また、こうした不動産会社は、購入者の希望や要望に敏感に対応し、「あの地主ならこの条件で売ってくれるかもしれない」といった柔軟な対応も考えられます。

土地探しの際には、こうした特徴を持つ不動産会社に積極的に接触してみることをおすすめします。地域に根差した信頼性や広範なネットワークを持つ会社から提案を受けることで、あなたの理想に合った土地を見つける可能性が高まるでしょう。

家屋付き土地での建物解体を検討しよう

家屋付き土地での建物解体を検討しよう【イメージ画像】

家屋が建っている土地を購入し、その建物を解体して新しい住居を建てる方法があります。予算的な制約があるかもしれませんが、特定のエリアに拘る必要がある場合や、土地の坪単価が高いエリアではこの方法が適していることがあります。

既存の建物が鉄筋コンクリート(RC)造や鉄骨造の場合、解体費用が高くつくため現実的ではないかもしれません。
しかし、木造の建物であれば、地域により異なりますが延べ床面積で30坪程度までならば解体費用は100万円から300万円程度で済むこともあります。

また、建物の状態が悪い場合、売主も土地を売ることが難しい立場にあるかもしれません。このような場合、解体費用を売主と分担するといった交渉も成功する可能性があります。ただし、交渉は慎重に行うべきです。一方的な交渉は売主に悪い印象を与える恐れがあるため、不動産会社の担当者に相談して丁寧に進めることをお勧めします。

価格交渉も考慮に入れる

価格交渉も考慮に入れる【イメージ画像】

土地の価格交渉は一般に人気のあるエリアほど難しくなる傾向がありますが、価格の値下げにより検討できる余地がある場合は、不動産会社に相談してみましょう。

無理な価格交渉は売主側に不快感を与えることもあるため、注意深く行うことが重要です。

具体的な対策と希望条件の整理

具体的な対策と希望条件の整理【イメージ画像】

マイホーム建築は一般的に生涯に一度の大きな買い物となります。そのため、理想の条件を譲りたくないと皆さん必死に情報を収集します。しかしながら、長い期間を掛けても希望の条件に合った土地が見つからない場合、自身の条件設定を客観的に見直す必要性が出てきます。

難しすぎる条件で探し続けても、理想の土地に巡り合える可能性は限りなく低くなります。土地の価格は大きく分類すると地域・面積・接道要件によって異なりますし、更に個々の建物に対する希望条件により土地の選択肢が細分化されていきます。

具体的な対策の例

土地の欠点を設計でカバーする

土地が希望条件より狭い場合や日当たりが悪い場合、住宅の設計によってその問題をカバーできる可能性があります。部屋をより広く確保するために無駄のない配置を考えることもできますし、天井の高さを変更したり、吹き抜けを設けることで空間の圧迫感を軽減することも可能です。同様に、日当たりに関しても、窓の位置や大きさを変えたり、吹き抜けを設けることで改善できるケースもあります。

完成見学会へ行く

土地や建物の広さに対する希望条件と希望価格が合致しないケースは非常に多いです。
しかし、実際に居住用に建設された完成した住宅を見学することで、建物や土地の広さに対する感覚が大きく変わることがあります。物件を実際に見てみることで、希望条件を再考するきっかけになる可能性があります。

優先順位を見直す

優先順位を見直す際には、地域・土地と建物の条件・価格の3つを比較することが一般的です。多くの場合、30年以上の住宅ローンを組むことになるため、長期的な視野で優先順位を考える必要があります。現時点での希望条件が10年後や20年後にも必要かどうかを冷静に検討することが重要です。

希望条件を見直す

希望条件も優先順位と同じく、将来を見据えた長期的な視点が求められます。例えば、将来的に使わなくなる可能性のある子供部屋を広く確保する必要があるかどうかを考える人もいるでしょう。希望条件を変更するための具体的な方法は以下の通りです。

予算の変更

住宅ローンは多様な金融機関から提供されており、様々な商品があります。状況に応じて、より有利な条件の金融機関を探すことも検討すべきです。一般的に、借り入れの金額よりも、月々の返済可能額が個々の条件を決定する要素となります。

予算を増やしたいけれども、返済額を増やせない場合、金利が低い金融機関を探したり、返済期間をより長くできる金融機関を模索する他に方法はありません。

の住宅ローン診断を利用すると、審査の通過確率を提示してくれて、簡単に複数の金融機関を比較することが可能です。さらに、モゲチェック限定の優遇金利も無料で利用できます。

条件に対してのメリットを洗い出す

それぞれの希望条件に対するメリットを客観的に考えてみましょう。例えば、日当たりが重視される場合には、以下のようなメリットが考えられます。

  • 部屋が明るくなる
  • 冬季は暖かく、暖房費の節約が可能
  • 心地よい日当たりで居住環境が向上

このように、各条件に対するメリットを整理し、本当に必要なものかどうか、そしてその優先度が高いのか低いのかを再考することができます。

一度自身の条件を客観的に見直し、優先順位を付けて土地を探すことをおすすめします。理想の条件を全て優先することは難しい場合もありますが、新たな視点で探すことで、素敵な土地に出会うチャンスが広がるでしょう。

また、土地を本格的に探す段階では、施工会社の候補を決めておく必要があります。土地が急に見つかっても、施工会社が決めっていないとスムーズに話を進めることができません。

以下の記事で解説していますので、参考にして下さい。

ハウスメーカーは必ず比較して決めよう!

ハウスメーカーは必ず比較しよう!【イメージ画像】

ハウスメーカー選びは、複数の会社を比較することで、それぞれのメリット・デメリットに気が付き易くなります。さまざまな営業マンから提案を受けることで、あらたな考え方や気付きが与えらえることもあります。

マイホーム計画で後悔する理由はさまざまですが、後悔する原因は、「知らなかった」「気付かなかった」の2つです。

マイホーム計画を成功させるために、しっかりとハウスメーカーを比較して、後悔のない計画を進めていきましょう。

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