LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)は、ユーザーが希望する地域や価格帯に応じて、条件に近いハウスメーカーや工務店のカタログを一括で取り寄せることができる無料のサービスです。
この記事では、LIFULL HOME'Sからカタログを取り寄せるメリットと、カタログ請求のポイントを解説します。
私は約15年間、不動産業界の営業マンとして従事してきましたが、カタログなどの資料請求をする際には、問い合わせ内容は非常に大事だと感じています。
その理由についても詳しく解説していきますので、カタログ請求を検討している方はぜひ参考にして下さい。
LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)を利用するメリット
予算に近い住宅会社を効率的に知ることができる
LIFULL HOME’Sでのカタログ一括請求では、検討している地域や予算に応じて住宅会社を絞り込むことができます。
具体的には以下のような価格別で、住宅会社を絞り込みカタログの資料請求をすることができます。
- 1000万円代のローコスト住宅
- 2000万円~2500万円未満
- 2500万円~3000万円未満
- 3000万円~3500万円未満
- 3500万円~4000万円未満
- 4000万円以上~
自身の条件に近い住宅会社を簡単に把握して、比較検討が可能になるため、効率的にマイホーム計画を進める手助けをしてくれます。
人気のテーマ別でカタログを探すことができる
LIFULL HOME’Sでは、価格帯の他にも人気のテーマ別でカタログを探すことが可能です。
以下では、人気のテーマの一部を紹介します。
- ローコスト住宅
- 平屋住宅
- 3階建て住宅
- 高気密・高断熱住宅
- ZEH・Nearly ZEH住宅
- 輸入住宅
- 外観デザイン住宅
- 二世帯住宅
- 狭小住宅
- ガレージハウス
- 長期保証住宅
- などなど………..
これは本当に助かりますね!
一つ一つの会社の商品を確認していくのは、本当に大変な作業です。
カタログ請求をする住宅会社は自身で選択できる
自身の条件に近い住宅会社を絞り込み、その中でも自身がカタログを取り寄せたい会社を選択して資料請求をすることが可能なので、余計なカタログが届くことや余計な営業を受けることがありません。
自身が気になる住宅会社のみを選択して、比較検討することが可能となります。
各住宅会社の建物をイメージできる
複数の住宅会社のカタログを取り寄せることで、建物のイメージや間取りのイメージがし易くなります。
また、住宅会社に足を運ぶ前に情報集や比較が可能となりますので、実際に足を運ぶ際には、自身の判断軸を持った状態で住宅会社の話を聞くことができます。
それにより、住宅の建築についてより理解力が深まり、自身の認識違いなどにも気が付きやすくなることもあります。
※間取集の有無は、各会社のカタログにより異なります。
「家づくりノート」がダウンロードできる
LIFULL HOME’Sでカタログ一括請求をすると、「家づくりノート」がダウンロードできるようになります。
「家づくりノート」には、マイホーム計画を進行する上で必要な情報が盛り込まれています。さらに、住宅会社の比較や、土地選びの比較をするためのチェックシートもあり、比較する上で必要な項目を段階的に把握することができます。
住宅会社により住宅性能や標準仕様の範囲はさまざまで、比較をするにはとても複雑な作業となります。頭の中だけで考えながら比較していくのは大変ハードルが高いですし、何が良いのかよくわからなくなってしまうこともあります。
他にも、家づくりに必要な知識が盛り込まれていていますので、一部を少しだけ紹介します。
- 家づくりのスケジュール
- 家づくりにかかるお金
- 知っておきたい家づくりの知識
- 住宅ローンの選び方
- などなど……….
「家づくりノート」があれば、計画段階から住宅を決定するまでに必要な知識や、住宅会社選びや土地選びの要点を抑えて比較することが容易になり、スムーズに計画を進める手助けをしてくれます。
比較する要点が抜けてしまうと、「盲点だった~」と後悔を招く可能性もありますので、ぜひ活用してください!
自宅でゆっくりと自身の考えをまとめられる
マイホーム計画を検討し始めた頃では、建築に関わる知識や各住宅会社の特徴もわからず、「何を判断の基準とすると良いのか?」さえわからないことも多々あります。
そのような状況で住宅会社に足を運び、営業マンから自社の商品を説明されても、うまく理解することができないこともあります。
事前に各社の大まかな特徴を把握することで、営業マンからの説明に対して自身の質問内容も変わってきます。例えば、「B社のある商品と比較してメリット・デメリットはあるのか?」など、より深く商品の特徴と他社との違いを捉えることができます。
そうすることで、効率よく商談で比較することができ、時間も短縮できますので複数の住宅会社を比較して検討する時間を確保することもできます。
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元営業マンが教えるカタログ請求のポイント
カタログ請求のポイントは、問い合わせの際に希望条件や要望を具体的に伝えることです。そして、住宅購入の検討度合いが高いお客様だと認識してもらうことが大切です。
住宅購入を検討する方は、できるだけ知識や経験が豊富で、優秀な営業マンに担当してほしいと願う人が多いのではないでしょうか?
私のこれまでの経験では、住宅購入の検討度合いが高いと認識されると、より優秀な営業マンに担当してもらえる可能性が高くなると感じています。
以下では、その理由について詳しく解説していきます。
カタログ請求の時点で担当者が決定する可能性がある
カタログが届いてから様々な住宅会社を自宅でゆっくり検討した後に、気になる住宅会社があれば、住宅展示場やハウスメーカーなどに直接足を運び、提案を受けるタイミングが訪れます。
また、住宅会社により体制は異なりますし、問い合わせの内容によっても異なりますが、カタログ請求をしたことでメールや電話での営業があるケースも考えられます。
一般的に営業担当者が決まるタイミング
営業担当者が決まるタイミングは、もちろん各住宅会社により異なりますが、一般的には問い合わせをした時点で決まるケースが多いと言えます。
これは私自身の経験からも言えることで、自身が働いていた会社や複数の知人が働いている同業他社でも同じ傾向があります。
当然、問い合わせに対して応対する営業マンが必要となりますし、メールや電話で何度かやり取りを続けてから来店するお客様も多いですから、そのような住宅会社が多い傾向にあるのは理解できると思います。
私が営業マンだった頃は、WEBからの問い合わせは店舗責任者が担当者を決定し、電話や急な来店の場合は、店舗に待機している営業マンが対応する体制でした。
インターネット経由で問い合わせをする際には、店舗責任者が問い合わせ内容を確認して、適切な営業担当者を任命する可能性があります。その場合、問い合わせの内容に応じて営業担当者が決定する可能性も考えられます。
内容を確認した店舗責任者は、自社の商品に興味を持ち、さらに検討度合いが高いと感じるお客様からの問い合わせに対して、新人さんや経験値が浅い営業マンに担当を任命する可能性は低くなる場合があります。
店舗責任者は、契約度合いが高いと感じるお客様に対して、できるだけ経験値の高い営業担当者を任命して、滞りなくに契約まで進めて欲しいと考えることも少なくありません。
住宅会社には日々たくさんの問い合わせがありますが、問い合わせの対応をしても、その後は音信不通ということは珍しい話ではありません。
また、そのような問い合わせの内容は、検討度合いが低いと感じることも多くあります。
だからこそ、より具体的な問い合わせは貴重な1件であり、大切に扱いたいと考えるものです。
マイホームの計画は、購入希望者と営業マンの連携により多くのことを決めていきます。特に注文住宅のケースでは、営業担当者の存在は想像以上に大きいものです。
「営業されるのが苦手」と感じる方も一定数いると思いますが、営業マンなしでは住宅の計画を進めることはできません。営業マンも一人の人間ですから、営業マンに好かれる存在になった方がよりパフォーマンを発揮してくれる可能性も高くなります。
また、営業マンはいくつもの商談案件を抱え、契約済みのお客様との打ち合わせや事務作業も多く、忙しい日々を送っています。その中で、検討度合いが高いと感じるお客様と、そうではないお客様がいた場合では、営業マンのモチベーションも変わり、営業マンの動きや対応が変わる場合も大いに考えられます。
営業マンがモチベーションを上げてパフォーマンスを発揮してくれることで、結果的には購入者の満足度も上がることになります。
住宅購入の満足度を上げるためには
- 優秀な営業マンに担当してもらうこと
- 営業マンに好かれること
- 営業マンに最大のパフォーマンスを発揮してもらうこと
どんな問い合わせ内容がいいのか?
それでは、どんな問い合わせ内容がいいのか、問い合わせの際のポイントを解説していきます。
建築予定の時期
建築予定の時期は、遅くなるほど住宅会社や営業マンの印象はよくありません。特に、土地を所有していない場合では、土地探しも必要となるので、建築時期が遅すぎると市場に出ている土地情報が建築時期まで残っているかわからず、計画の進めようがありません。
もちろん、嘘はいけませんし、何らかの事情があるケースでは仕方ありませんが、「希望条件が叶うような土地が見つかるのなら前倒しできる」など、前倒しができない決定的な理由がなければ、時期を先延ばして伝えるメリットはありません。
建築を開始する時期は、1年以内が理想的です。
私の経験では、建築時期が2~3年以内という問い合わせの中で、実際に会って話をしてみると、明確な理由がない人も多く存在しました。
みなさん、時期が近いと余計に営業されると考えてしまうようですね。
ゆっくり時間かけて計画するなら、新人さんの経験にもなるなぁ~と考える店舗責任者も少なくないと思います。
希望条件の提示
マイホーム計画を考え始めたばかりで、「希望条件と言われてもよくわからない」と感じる方もいるかも知れませんが、希望条件が少ないほど検討度が低い印象を与えてしまう可能性があります。
よくわからずに無謀な希望を伝えてしまうのは逆効果ですが、思いつく限りで希望の条件をまとめて伝えるようにしましょう。また、【優先度が高い希望】と【できれば叶えたい希望】に分けて伝えることで、営業マンからの提案の幅も広がります。
「電話営業はどうしてもやめてほしい」と考える方は、資料請求の段階で連絡方法はメールを希望する旨を伝えておきましょう!
また、希望の条件は各社のカタログをみてゆっくり検討したいと考える方は、以下のような内容でも好印象を与えます。
【例】
お世話になります。
現在、住宅の建築を考え始めたばかりです。
現時点では、具体的な希望条件はまだはっきりしていませんが、
いくつかの会社さんのカタログを参考にして、希望条件をまとめていきたいと考えています。
1か月程度の期間を目安として、希望条件をまとめた後に直接お話を聞きに伺いたいと考えています。
どうぞよろしくお願いします。
上記のように、住宅会社に足を運ぶ意思や時期を伝えることで、検討度が高いと認識させることができます。しかし、全くその気がないのに悪用するのは厳禁です。
LIFULL HOME’Sのカタログ一括請求では、不特定多数の会社からカタログが届くわけではなく、選択肢の中から自身が希望する住宅会社のみカタログを請求することができます。前向きに検討できそうな会社を選択してください。
カタログを比較した後に、選択の候補から外れてしまう住宅会社があれば、メールでも良いのでその旨を住宅会社に連絡してあげてください。
これまで解説してきたように、担当になる営業マンの存在はとても重要です。
そして、営業マンの知識や経験値があることは前提ですが、営業マンとの相性も非情に重要で、相性は人それぞれの価値観やお互いの年齢によっても異なります。
実際に、LIFULL HOME’Sが注文住宅を購入した500人を対象として、【家を建てる会社を選ぶ最終的な決め手】のアンケート調査では、以下のような結果が出ています。
スクロールできます引用元:「家を建てる会社を選ぶ最終的な決め手」は意外な結果!?
順位 決め手 回答率 1位 担当者との相性 41.4% 2位 住宅性能(の高さ) 39.7% 3位 希望の間取り
デザインをかなえる設計31.9% 4位 提案内容と見積価格のバランス 29.9% 5位 アフターサービス・保証 27.1%
意外と思われるかもしれませんが、すごく納得できる….
- 優秀な営業マンに担当してもらう
- 営業担当者に好かれてパフォーマンスを最大に発揮してもらう
- 複数の会社と営業マンに会って、比較検討できる会社を増やす
これまでに、LIFULL HOME’Sの注文住宅カタログ一括請求を利用するメリットと、資料請求のポイントを解説してきました。
検討度合いが高いお客様と認識され、優秀な営業マンに担当してもらう可能性を上げることで、前向きに比較検討できる住宅会社が増えるかも知れません。
営業されたくない気持ちはわかりますが、目的はカタログを集めることではなく理想の住宅を手に入れることです。
どうしても、「ゆっくり考えたい!」「今はまだ営業されたくない」と感じる人は、無理に急がず自身で情報収集を行い、購入意思が高まった時点で動き出しても決して遅くはありません。
もうすでに動き出したいという方は、LIFULL HOME’Sのカタログ一括請求をぜひ利用してみて下さい!
\ 最短5分で完了!/